森友学園問題での、園長夫人と昭恵夫人とのメールのやり取り。先日の証人喚問でメール公開の同意を得て自民党が公開しようとすると、何故か民進党が反対。あれが毛メールのやり取りを二人が密接な関係である証拠と言っていたのに、何故だろうと思ったら、そのメールの中で民進党の辻元清美議員について記載されている部分があったかららしい。しかも、何故か毎日新聞は、一度掲載したメール全文を削除し、その辻元議員の部分を削除して再掲載したらしい。
朝日新聞系列の日刊スポーツには、文字おこしですが全文が掲載されています。その中で辻元氏が登場するのが3月1日の後半部分。で、毎日新聞では、同様にメールの内容公開(こちらはスクリーンショット)していますが、2月28日の分の次は3月2日にとんでいます。さらに毎日新聞の内容公開を見ていると、その2月28日分の最後は安倍昭恵氏の「税理士事務所で管理して貰っている」という返信で終わっていますが、日刊スポーツの全文を見てみるとそれに対して籠池氏の奥さんが返信していて、そこには辻元氏の名前や民進党が煽っているような内容が書かれています。毎日新聞のタイトルには「メール文面公表」であり「メール全文公表」ではないから、タイトルは嘘は言っていない。でも、一連のやり取りの最後の部分であったり、丸々一日分が公表されていない理由が分からない。推測すれば、民進党や辻元氏に言及する部分があることくらい。
辻元清美氏は早速その3月1日の内容はデマだと反論しているけれど、彼らが昭恵氏に求めているようにちゃんとした説明をしないと納得できない(笑)。「違う」と言っても「違うことを証明せよ」と言っているわけですから、彼らも「デマ」というなら「デマで有る事」を証明しないと。実際辻元氏とメールで言及されている生コン関係の団体との関係は以前から報道されていることも事実だし、政治献金も受け取っていることも収支報告書で明らかですから、関係が無いと言う事は無いはず。民進党に対しての不満も書かれているから、彼らが公開を全力で否定するのは分かるけれど、それなら何で野党四党と事前に話をしているのか、森友学園側の対応もよく分からない。
さらに言えば、暫く前に森友学園の代理人的立場になったはずの菅野完氏が全然最近出てこない。旗色悪しと思って消えたのか、最初から森友学園側を焚き付けて炎上させることが主目的だったのか分からないけれど、あれだけメディアに登場して代理人的な印象を植え付け以上は、もう少し説明があっても良いと思うのだけれど、でも以前にも色々あった人だから彼自身も根掘り葉掘りされたくないのはよく分かるけれど。
正直なところ、もともとの国有地払い下げ問題は何処かにすっ飛んで、今では安倍昭恵夫人の関与問題に矮小化されているけれど、民進党側にも弱みが出てきてしまっては、このまま双方がすこしずつ譲歩して立ち消えになるのだろうか。いずれにしても、元々の処理の担当者は大阪府、近畿理財局であるはずで、其処で何か問題があれば昭恵氏の忖度と言う話しに行くのが分かるけれど、それが無いと言っているのに忖度があったというのはかなり無理がある気がする。民進党の福山哲郎氏は、忖度したから問題では無く全ての問合せが関与で有り口利きで有ると言ってしまったけれど、じゃぁ彼は一切の問合せを拒否しているのだろうか。それって、例えば連合などの支援団体からの「要望を聞くこと」も含まれると思うのだけれど、民進党、それでいいのか? 自分達が与党時代はそう言う事は無かったのか? と言うか、あの「仕分け作業」自体が、要望を強制的に言わせる「強制関与、強制口利き」になりそうな気がするが(笑)。
この森友学園問題、今度はメディアの「報道しない自由、内容を自分で決める自由、それで正しいと言う自由」みたいな事の方にシフトしてきて、それが今後大きな問題になりそうな気がする。で、毎日新聞はどこから圧力を受けたんだろうか。(棒読み)
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