民進党の最大支援団体である連合から脱退し、自民党支援に回る科学総連の記事。私は、今の自民党の政策が決して満点では無く、よく言ってぎりぎり過半数を超えているくらい、特に経済関連の施策については、何とかすこしずつ良くはなっているけれど当初のデフレ脱却のプランからはまだまだ遠いところを何とかして欲しいけれど、それでも周りの野党が自滅しているので相対的には7割8割位の出来のように感じます。
以前も書いているけれど、企業に所属する労働者の権利利益を代表する組織である「総連」ならば、少なくとも民主党政権時代に比べてかなり良くなっている今の与党を支持しないのは逆に労働者の利益を失っていることになるんじゃ無いだろうか。勿論、民主党時代よりも良い、だけでは無くもっと良くならないと駄目という「欲」もあるんだろうけど、その為にもここまで安定していてさらにその安定機関が続くであろう今の安倍政権に対して働きかけをした方が自分達のリエになる事は確か。そういう意味で民進党の一番の間違いは、少しであっても共産党に秋波を送ってしまったことでしょうね。
実は労働界というのは、もっと共産主義とか社会主義系の組織に対してのシンパシーがあるのかと思っていたけれど、連合が共産党を嫌っていると聞いた時にはちょっと意外にも感じました。まぁ、資本主義の中の組織が共産主義的管理社会を良しとするとは思えないけれど。大体、同じ労働者の権利権益を主張する組織なのに、政党別に色々なグループが存在している事自体がよく分からないけれど。結局は、表向きには良い事を言っても、その裏では主義主張や党利党略での権益争いが複雑に進んでいる証拠なんでしょうね。結局は自分達の勢力拡大の一手段でしか無いから、そっぽを向かれるという事なんだろうなぁ。
株価が全てでは無いけれど、年初の最高値に再び近づきつつある最近の日経平均。一方で、東芝の問題とかニコンが希望退職者募集とか、これまで優良企業安泰企業と思われていた企業や業種でも厳しい状況が生まれつつあります。結論としては、今の経済活動は色々な要素が絡み合って複雑に存在しており、それって日本だけ国内だけで解決出来るものでは無く、以下に他国との関係とか市場開拓をしていくことでWin-Winの関係を構築出来るかというのが、これから生き残っている唯一の手段なんでしょうね。そういう意味でも民進党が言うようなお花畑的な政策提言では未来は見えない。と言うか、そのお花畑提言どころか、何でも反対、何でも棄権、何でも撤回の今の国会運営では邪魔なだけ。ますます連合からの離脱が進む触媒にはなりそう。
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