2017年1月8日

小池政治塾

小池都知事が解説した、所謂「小池政治塾」。今年の都議会議員選挙の候補者選抜のために、試験を開催したというニュース。過去、同様の政治塾を解説した大阪維新の会とか、他の政党も同じような事をやったのかどうかは分からないけれど、こういう試験を課すことで、候補希望者が政治に関して勉強したり、その適性を見て選抜することは賛成。所謂二世議員のように、親の地盤看板金庫番をそのまま受け継いで当選するよりは、よほどましなのでは。最も、二世、三世議員でも、親議員の秘書としてそれなりの年数政治の世界で仕事をしていた人なら、まだましだと思うけれど。一番困るのは、知名度だけで当選してしまうような議員。タレントとか著名ビジネスパーソンとか、その意気込みは買うところもあるけれど、結局何を目標に政治家を目指すのか分からない単なる税金泥棒で終わってしまうことも多いだろうし。

民主党(当時)、自民党問わず、その時のブームに乗って大量当選してしまうと、どうしても議員の資質に疑問を感じるような人まで当選してしまうこともあります。国会議員でもそうならば、地方議員だって同じ事は言えるはず。試験の内容までは分からないけれど、マークシートだけでは無く筆記試験もあるならば、それなりにその人の資質は評価可能なはず。最も、それを評価する側の小池都知事側のスタッフの資質にも依存するわけだけれど。

地方議員や国会議員に限らず、市長などの首長選挙の候補者においても、ある程度の資格確認試験みたいな物を設定して、政治的な考え方とか知識をある程度保持している人が立候補できるような仕組みが必要じゃ無いだろうか。それって、選挙の自由侵害という意見も当然でてくるだろうけど、時々現れるとんでも議員、とんでも首長を見るに付け、やはりスクリーニングは必要じゃないのかと感じますねぇ。

で、仕組みとしては賛成できる政治塾だけれど、これは言ってみれば都議会自民党への反旗。でも、小池さんは未だに自民党所属のはずで、その矛盾はどうするんだろうか。新党立ち上げをした暁には、自民党を離党してそちらに移るんだろうか。でも、それが最終ゴールであるなら、橋下氏のようにまずは自分から立場を鮮明にして行動するべきだろうなぁ。懸命なら、政治塾塾生達は、その点に関しては質問しないのだろうか。豊洲、オリンピックと大風呂敷を広げた物の、結果的には何も無く元の鞘に収めるしか無くなった小池氏としては、次の復活劇の主役は都議選だと思っているんだろうけど、それに付き合わされる都民はいい迷惑かも。

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