この週末は中華圏のお正月「春節」。以前ほどでは無いかもしれないけれど、それでも中国からの観光客は大勢日本に来日していて、その経済効果は日本経済にも大きな影響を与えていることは同じ。ただ、以前は「爆買い」が代名詞的な話題だったけれど、最近ではその「爆買い」もなりを潜めていて、余り観光客の影響は感じられない。既に報道などでも伝えられているけれど、最近では「モノ」から「コト」へ観光目的が変わってきていて、その為にこれまでの大都市圏中心の観光が、地方へ分散しています。
それはそれで地方活性化の意味では良いけれど、慣れない地方都市では新たな摩擦を有無可能性もありますよね。例えば、中国人の良くも悪くも「唯我独尊」的行動パターンは、地方ではまず受け入れられないだろうし。実際、北海道などではあまりにマナーが悪くて、有名な木を持ち主自らが切り倒したり、何処でも写真を撮影するから折角の花壇や花の路が壊されていたり。また、普通に生活している一般市民の生活が乱されることもありますしね。
最終的には観光客側のモラルやマナーの問題だけれど、日本側として出来る事はやはり「情報発信」することで、事前知識を出来るだけ蓄えて貰うことでしょうね。最近では「君の名は。」の聖地巡礼も重要な観光コースになっているみたいですが、それに合わせてアニメの背景だけで無く日本での「常識」を発信することで、時間は掛かるかもしれないけれど確実に日本の知識と情報が浸透していくはず。そう言う地道な努力も忘れないようにしないと、結局不満しか双方に残らずに終わってしまうだろうし。
最終的には、この「コト」を持ち帰って貰うことが一番重要何ですよね。日本の日常がどれだけ現地で伝えられていることと違うのか、そこに疑問を持って貰うことが一番重要じゃ無いだろうか。彼らだって馬鹿じゃ無いし、実は厳しい日々の生活を生き抜いていく上での術は日本人よりも上。その彼らの心に売り込むビジネスが、これからの日本の武器になるんじゃ無いだろうか。
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