2017年1月31日

慰安婦像の場所

釜山総領事館前の慰安婦像に関して、こんな書込が。コラムの中に書かれているように、確かに日本で聞こえてくる報道では「釜山総領事館前に設置」という言い方だけなので、印象的には総領事館の入口前かその付近に設置されているように考えてしまいますが、実際は裏側の場所らしい。確かに、大きな通りの地下鉄の出入り口近くにあるので、それだけ観れば目立つ場所ではあるけれど、総領事館に出入りする人には分からない・目立たない場所であるという現地在住の方の説明。赤丸の地下鉄出入り口のうち、真ん中「7番」の付近に慰安婦像は設置されているとのこと。

確かに、これまでのニュースや記事から受けた印象と、実際の場所を示されると変わったことになるけれど、でも事の本質は公館の静粛を維持するという国際的な取り決めを破っていること。正面愚痴から見れば確かに「裏側」かもしれないけれど、総領事館に面した場所であることは確か。これまでの報道で何となくイメージさせる、正門前で騒いでいるという印象は正されるべきだけれど、公館の周辺であることは変わりないわけで、裏側だからと言って彼らの行動が許されるわけでは無いと思いますね。仮に今回の慰安婦像が、地図の左側、隣りのブロックの将軍像のある公園に設置されたなら、これは「公館周辺」というには少し厳しいでしょうね。でも、公館の真裏でなくても、隣接する右側の病院前とか左側の国債オフィスビルの前に設置された、これは「公館の周辺」と言っても良いんじゃ無いだろうか。

ソウルの大使館前の慰安婦像にしても、確か大使館のある(あった)敷地とは道路を挟んだ反対側の歩道に設置されているはずで、それを理由に「大使館周辺では無い」みたいな言い方をしているんじゃ無かっただろうか。でも、大使館前で騒いでいることは事実なわけで、それは今回の裏側設置でも同様。結果的に日本の公館の周辺で騒いでいることは確かなんですから。それを持って騒動を継続したいグループは実績作りをしているわけですからね。いずれにしても、慰安婦像云々の前に、外国の公館周辺で騒ぎの元となるモノを設置していることが根本の問題なわけで、それがさらに両国で対立している慰安婦問題に関わるというコトがさらに騒ぎを大きくしているわけです。そう言う意味で、一つ日本側の誤解を解く話ではあるけれど、だから取って許される行為では無いことは認識しないと。

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