2016年2月5日

Super Bowl Sunday

いよいよ今週末はNFLシーズンを締めくくる、Super Bowl Sunday (日本では月曜日の朝)。第50回の記念大会と言う事で、シーズン中から過去のSuper Bowlの対戦を再現する試合や、いろいろなイベントで盛り上げていたからではありませんが、ここ数年というか10年位の自分としては珍しく、Week 1からこのFinalまで、日本で放送されている試合(G+, GAORA, NHK BS1)は、ほぼ観戦しました。「ほほ」というのは、HDDレコーダーの容量が足りなくて、見る前に次の試合録画のために消去された試合があるからなんですが(苦笑)。

自分の贔屓チームの一つ、Caroline Panthersは、今シーズンほぼ無敵の結果でこの試合に臨みます。QBの#1 Cam Newtonは、この小座野氏のコラムにも書かれているように、今シーズンはこれまでで最高のパフォーマンスを見せてチームを引っ張っています。個人的にNewtonを見ていて楽しいのは、プレー中もそうだけどサイドラインに居るときや、特にTDの後に見せる無邪気さというか明るさというか、本当にフットボールを楽しんでいるような雰囲気で、あれが凄く好感を感じます。勿論、中には挑発と感じて不快に感じる人もあるだろうけれど、プレーは超一流だけれど、まるで高校生とか中学生がフットボールをして喜んでいるような、そんな印象を受けるわけです。個人的に彼が凄いと思うのは、パスの時のテイクバックの小ささ。と言うか、ターゲットを見つけてボールを肩口に持ち上げると、まるで砲丸投げのように押し出して投げるパスは武器だと思う。だからこそ、コラムにも書かれているような遠くに投げる、あるいは前後に調整が必要なパスは苦手なのかもしれ。ショートミドル用の今の投げ方と、ミドルロング用に少しテイクバックを大きくして勢いを付けて投げるように、二つの投げ分けが出来るようになったら、もうTDパスを量産するようになるんじゃ無いだろうか。対戦するBroncos往年の名QB John Elwayは完全なポケットパサーで、「良っこらしょっ」みたいな感じで振りかぶって投げるパスは、迎撃ミサイル見たいにレシーバーを直撃していましたが、あんなパスをNewtonが覚えたら、どうなるんだろうか。さらに小座野氏が書かれているように、走れるQBというのもNewtonの大きな武器ですよね。慎重196cm、体重112kgって、NFLでも十分ラインとして通用するサイズ。パッドを入れているから体型は少し太っているように見えるけれど、多分がちがちに筋肉の鎧で武装した体じゃ無いだろうか。体の大きいQB、がっちりしたQBは過去にも多く登場したと思うけれど、あそこまで走れる大きなQBは、彼が初めてじゃ無いだろうか。

対するBroncosのQB Peyton ManningもNFLを代表するQBで、年齢的にも今シーズンが最後と言われているので、やはりコラムに書かれているように有終の美、最後の花道を飾らせて上げたいというファンも多いけれど、でもそこはアメリカのスポーツ、日本的な浪花節は通用しませんからね。個々までの試合を見ていても、流石に経験に裏打ちされた素晴らしいプレーもあるけれど、10年前にSuper Bowlで優勝した時と比べると、やはり年齢的な衰えは否めません。それに、シーズン終盤に足の故障で試合に出られなかったけれど、その影響も気になるところ。Panthers Defenseは、当然Manning潰しを狙うだろうし、早々にQBが控え選手に交代したりしたら、試合は前半で決まる可能性もありますしね。

個人的には、一番通っているスタジアムの一つ、Levi's Stadiumで開催されるSuper Bowl。チャンスがあれば行きたいなとは思っていたものの、流石にそれは無理でいつもの年同様TV観戦ですが、是非最後を飾るに相応しい熱い試合を期待したいですね。それで、是非ともPanthersには初優勝を飾って欲しい。

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