2015年12月26日

解決しない慰安婦問題

年末の慌ただしい時期に岸田外相が韓国に行き、慰安婦問題の解決策を話し合うというニュース。先の首脳会談で「年内に解決する」という合意をしたからでしょうか、急に決まった感じで、果たして身のある内容になるのか疑問。いろいろと日本としても、やるからには最終決着にしたいと言うことで、二度と蒸し返されないような対策も考えて居るみたいですが、でも「解決させ異な事が最大の利益」である韓国にとっては、これはこれ、あれはあれなわけで、仮に今回何らかの合意が出来て所謂「慰安婦問題」が両国間で解決されたとしても、これまで世界中で騒ぎを起こしている団体は、逆に「日本政府が慰安婦を認めた」と、これを材料にさらに活発化するんでしょうね。例えば、彼に対しての何らかの強制力、例えば解決した問題を蒸し返した場合は訴訟に入るとか、仮に「慰安婦全体」の話をするのであれば、朝鮮戦争当時やベトナム戦争当時の韓国の「慰安婦」も含むべきと言う事を言うとか。一応「市民団体」とは言っているけれど、実際は韓国政府の後押しがあるわけで、それをキッパリ止めさせるだけでなく、仮に両国間で解決した問題を無帰すのであれば、それ相応の対応をするくらいのことは明記しないと。

それでも、米国だとかカナダだとかオーストラリアでは、さらに運動は継続するでしょうね。少なくとも米国・カナダでは、地元議員の集票活動になっているわけだから、彼らとしては止めて票を失うよりは、活動して韓国系・中国系の支持を得る方が遥かにまし。日本としては、そう言う地域に対しては治安の不安があるので、日本企業の進出は進められない、というような事をさらっと言って、地元の経済に影響力を発揮するとか、そう言うことくらいはしないと、彼らはいつまで経ってもやっているでしょうね。

もっとも、既に先鋭化している慰安婦支援団体は、政府間で合意に達しても否定してくるでしょうね。彼らにとっては、日本に対して行動することで支援やお金が入ってくるわけだから、解決してしまっては全て無くなるわけですから。結局は、それなりに政府間では合意に到達しても、最終的には支援団体がNoと言ってダメになる気がする。そして、それを理由にまた日本に対してこれまで以上の圧力をかけてくるんでしょうね。ほんと、やれやれな人達です。

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