2015年11月28日

センスの無い反論

最低賃金1,000円に関して「うちが以前言っていた話だろう」と難癖付ける某幹事長。「1,000円に上げる」と事は同じでも、当時のリーマンショックの影響がまだ解決され切れていない経済もどん底だった時の話と、株価が上がり全体的に経済も上向きになってきた今とでは、意味が違うでしょう。企業側に余力も無いのに、単に賃金だけ上げろと言っても、無い袖は振れないと言われるのが関の山。まだ十分ではない企業も多いのかもしれないけれど、それでもそれなりに余裕が生まれてきた今なら、少しでも上澄みするように言えば、そりゃぁ答える企業も多いだろうし。

大体、当時過半数を持っていた民主党は、じゃあなんで1,000円に上げなかったのか。野党だったら自民党が言ったからと言う理由なのだろうか。結局選挙前公約で美味しいことを散々言ってみたものの、いざ政権を握ってみたら絵に頴田町だったことを認識して、相手の反対意見にこれ幸いと乗っただけでしょ。


「枝野氏は記者会見で「どういう理由から(自民党は)方針を転換したのか、説明してもらわないといけない。反対のための反対だ」と強調した。」

と言うのであれば、民主党時代は経済がダメダメでお金が無く当時の与党もちゃんと対応出来なかったから、今ちゃんと対応出来る出来た時代になったからこそやる、ときっちり言えば良いのに。なんでいつも「反対のための反対」しか言わないのか、そろそろ気がつかないのだろうかこの人達は。だから、未だに党勢も回復できないし、信頼も得られないと言う事を肝に銘じるべきだよな。

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