2015年10月30日

PC・スマホ事業分離

富士通がビジネスの効率化を目指して、本体からPC事業と携帯事業を分社化するというニュース。DELLが、PC事業に見切りを付け(?)て、EMCを買収するかと思えば、富士通は分社化(売却は否定)すると、ある意味逆な方向性ですよね。

分社化して組織が小型化して小回りが効くようになるところもあるだろうし、部品とか部材調達では「富士通」という名前が弱まらないだろうか。まぁ、あくまで分社化であって「富士通グループ」には残るんだろうけど。

これで気になるのは、例の不正会計問題でまだ揺れている東芝。不採算部門であるPC部門の分離・売却の話も、先に出ていたし、これを切っ掛けに何かあるかも。後自社でPC部門を抱えているのは、パナソニックですか。熱心なLet's Noteファンは多いけれど、多分マーケットスケール的には何倍も大きい富士通が分社化するくらいだから、パナソニックも何か対策を取るのでは。

というか、こういう状態で、さらに本家本元のSurface ProやらSurface Bookとか出されたりして、日本の国内PCメーカーはかなり苦境になるかも。それでも富士通当たりは、昔からの付き合いで官公庁とか持っているから何とかなるところもあるんでしょうけど。来年は荒れる2016年になるかも。

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