2015年8月7日

イタチごっこ

いゃ、若しかしたらと思ってはいたんですが、もうこんな物が登場するとは(笑)。今、最も普及しているであろうセキュリティ機能の指紋認証も、指紋のコピーを指に貼り付けたりして、その回避策を研究したりしてますが、顔認証の場合は写真などを本人認識してしまうなどまだまだ技術的に詰めなきゃいけない部分もありますし、こういう物が登場するのはまだ先だと思って居ました。

とは言っても、顔認識技術も進歩していて、単に眼鏡を掛けたりしているだけでは駄目で、こういう顔輪郭を騙す技術がどこまで対応出来るんでしょうね。最も、この眼鏡、かなり目立つデザインですから、顔認識以前に「怪しい」と思われるかも。

最近思うんですが、例えばレンズに特殊なコーティングをして、カメラのセンサーを通してみるとレンズを中心にハレーションみたいな物が受像されて、いちいち顔の周りにモザイクを入れなくても自動的に自然にモザイク状態になる、なんていう仕組みは出来ないだろうか。カメラのセンサーって、人間の目に見えない波長まで認識するので、可視光線には出来るだけ影響せずに、不可視領域でカメラに影響する部分だけ細工するとか。確かそんな技術を開発しているような記事を以前読んだ記憶もあるんですが。SFの世界の中では、指紋や網膜どころか、DNAデータすら改変されてセキュリティは破られるわけですが(マテ)、どこまで認識して解像したら、その人物が本人だと認識されるんだろうか。確かスタートレックの話題の一つに、転送装置の事故で二人の人物が存在してしまう話があったと思いますが、実際そんなことが発生したらタイムパラドックスみたいな話が生まれそう。

まだ普及しているとは言いがたいのですが、街中でもビデオモニターがあちこちに有り、成田空港などでは顔認識技術でテロ防止をしようとしたりしていますが、そう言う場合とこういう技術の両立というか共存はどうなるんでしょうね。ただ、盾と矛の逸話の通り、こういう眼鏡が生まれてくれば、今度は色々な波長の光線を利用して認識するようなカメラが生まれてくるだろうし、さらには顔認識だけでなくその人の挙動なども含めて判断するような進化も生まれるかも。それが技術革新、技術革命何ですからね。

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