日本でも、膝を折って深くお辞儀をして相手に詫びることは、あるいは敬意や弔意を表すことはよくあると思います。じゃぁ、そう言う行為を「土下座」というかというと、一概に行為の形、お辞儀の仕方で決まるものでは無いでしょう。その場の状況、環境、雰囲気、その場で「深く座してお辞儀することの意味」などを総合して、「より深いお詫び」と「土下座」の違いが生まれてくるのでは。さらに言えば、献花台の手前に、黒い敷布のような物があり、鳩山氏は靴を脱いでその上に上がるけれど、あれって日本的な動作ですよね。韓国なら、靴は履いたままで、でも膝はその敷布の上に置いてお辞儀(クンジョル)すると思う。彼が本当に韓国の「クンジョル」を理解していて、それをしたと言うよりは、日本の仏教、あるいは法事でのお参り的な感覚でした行為のように感じられます。で、法事ならば両手を合わせて深くお祈りして終わりですが、そこからさらに両手を突いてお辞儀をしたと言うことは、やっぱり彼的に個人的にお詫びしたいと言う、日本の「土下座」的思いがあったように思いますね。本当に韓国式のお作法で最大限の敬意を表したのであれば、一言そう言えば良いだけの話だし。
で、現地でのインタビューでは「立ったままでは失礼でしょ、土下座ではありません」という答え方をしているんですが、「クンジョル」を意識したのであれば「韓国の作法に従いお祈りしました」と言えば良いわけで、つまり「クンジョル」を意識したわけでは無いと言うことですよね。引退しているとは言え、「元総理」という肩書きは重いものだし、準公人としての責任もあると思います。そう言う認識無く、自分の好きかってやっているのは、油漏れを止めること無くあちこちの港や海を気ままに渡り歩く、迷惑なタンカーみたいなもので、寄港した港だけで無く、漏れ出した油であちこちに迷惑を掛けているのに、我関せずと言う無責任さだけの存在じゃ無いかと思うわけです。ほんと、このまま日本には戻らず、ずっと韓国・中国謝罪の旅を続けて欲しいですよね。
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