2015年8月14日

独立系エネルギー

卓上コンロでの必需品、カセットコンロボンベを利用したファンヒーター。ボンベを利用した暖房器具って、既にあったように思うのですが、このファンヒーターの凄いところは、カセットボンベを利用して燃焼した熱で発電してファンを回すので、内蔵乾電池も電源コードも入らない、独立タイプのファンヒーターという事。

6畳前後の部屋用で、約2時間程度ボンベ一つで賄えるとのこと。ボンベ1本が、だいたい150円から200円位でしょうか。正直ランニングコストは良くないけれど、何かあったときの非常用暖房器具とか、キャンプなんかに行ったときにテントやキャンピングカーなどの小型の室内暖房用としては良いかも。燃焼させるから排気には注意しないといけないけれど、簡易的な小規模室内向け暖房としては便利そうですね。なんと言っても電源不要なので、本体だけでどこでも利用出来るし。

同じように、ヤマハもカセットボンベを利用した発電機を発売していますが、こちらは2本使いで発電時間は1時間程度と一寸物足りない。もう少し効率が良くなって、4~5時間使えると良いんですけどね。

常に使う物じゃ無いけれど、万が一の時用に準備しておくとして、燃料となるガスボンベの備蓄が大変そう。例えば、両方を使うとすると、1日で3本ボンベを消費するとして、一週間で21本ですよね。実際にはもっと必要になるだろうけど、20本も30本もあのボンベを備蓄しておくのは、場所の問題もあるけれど、安全性としては大丈夫なんだろうか。

また、冬場なら鍋とかでボンベを普通に消費する事もあるから、ある程度順次利用出来るけれど、夏場なんて先ず使うことは無いだろうから、夏場に何かあったときにいざりようしようと思ったらボンベが無い、何てことにもなりそう。個人的には、太陽光発電とリンクした大規模な蓄電装置がもっと安くなって登場してくれないかと思いますね。電力会社の売電よりも、自宅でできるだけ蓄電して、余った分は自宅で消費する閉じたサイクルが完成するなら、太陽光発電と蓄電システムを導入しても良いと思うのだけれど。

あるいは、今のカセットボンベのサイズはそのままで、内容量とかガス効率をもっとアップ出来ないだろうか。色々規制はあるんだろうけど、例えば今のボンベの2倍の容量が可能なら、今回の製品の使い道もぐっと広がると思うんですが。

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