2014年7月5日

KIHACHI 横浜高島屋店

たまには外に出て食事をしようとホテルから外に出たものの、雨は上がっていたけれどそのうちまた振りそうだったので(傘は持ってこなかったので)、濡れずに移動出来る範囲である程度お店を知っている、髙島屋8Fのレストラン街へ。金曜日の夜19:00過ぎでしたが、多くのお店が待たずに入れそう。1周ぐるっと回って、ちょっとワインが飲みたい気分だったのと、以前からちょっと気になっていたKIHACHIへ。ただ、お店に入ってから気がついたんですが、ここ「無国籍料理」なんていうことを看板で謳っている。自分のささやかな経験から言うと、「無国籍〇×」とか「創作△□」なんていう事を表に出しているお店で、本当に美味しかったお店は過去ありません。ここもそうかなと思いつつも、でも熊谷さんの一応お店だしなと取りあえず様子を見ることに。

料理はどうしようか悩んだんですが、前菜三品、魚、肉、デザートの"Speciality"と一番上のコースが、結構リーズナブルなお値段(8,000円台)だったのと、色々試せそうなのでこれを注文。飲み物は、期待に反してグラスで飲める物が赤・白2種類くらいしかなくて、これは残念でした。

前菜三品の一品目は、ツブ貝と空豆のココット煮みたいなもの。これはそこそこ美味しかったけれど、付け合わせのフォカッチャを焼いた物にまぶされたチリパウダーみたいなものが一寸残念でした。二品目は鰹の叩でしたが、二切れ入っていた鰹の叩きが少し生臭くて駄目。「叩き」と言っているけれど、鰹の漬けみたいな感じでしたね。半分以上残したので、お皿を下げるときにスタッフの方から「お口にあいませんでしたか」と言われてしまいました。何も言わずに下げていく某レストランのスタッフよりはちゃんとしています(笑)。三品目は、フォアグラのソテー。マッシュポテトの上にフォアグラが乗っているのは良いのだけれど、ソースとしてブルーベリーとバルサミコのソースが甘すぎて駄目。フォアグラはふかふかしてまずまずでしたが、ソースと、その下のポテトはほとんど残したので、これもちょっとスタッフの方は残念そうに下げて行かれました。

メインの魚は、白身のをカリッと焼いて、それをトマトベースのソースの上に置いた物。焼き具合は良かったんですが、魚のやはり生臭さが残っていて、残念。下のトマトソースの味が少し濃いめだったので、混ぜて食べると生臭みが何とか消えてこれはほぼ完食しました。ただ、魚の下にはクスクスがあったんですが、これ食べにくいですよね。ソースだけでは原点だけど、魚のマイナスと合わさって何とかプラスになった、という感じでしょうか。

メイン二品目の肉は、ステーキを切り分けた物。焼き方とか聞かれなかったけれど、一応ミディアム位だったのでまぁ合格。付け合わせのソースが、いぶりがっことか日本の食材を細かく刻んで混ぜ合わせた物で、これはこれで有りだと思うんですが、ご飯に合いそうな味。それにしょっぱい。肉の量に比べて、この付け合わせがたっぷりと添えられていたけれど、ご飯が無いならそんなに要らない(笑)。だから、これもほとんど残す結果に。

最後のデザートは4種類から選択出来るのですが、デザートを食べない私はこれはキャンセルしようかと思ったんですが、アイスクリームなら何とかなるかなと、2種類のアイスクリームを組み合わせた物をお願いしました。一つはバニラ風味の普通の物でしたが、もう一つが何だろう何かの果汁入りのもので、これはちょっと苦手でした。結局半分くらい残して終了。デザートを下げるときに、多分マネージャーらしきフロアースタッフの方が「お口に会わずに申し訳ありません。お詫びにワインがお好きなようなので、あちらで別にサービスさせていただきます」と言っていただきました。先日の某レストラン(笑)と事なり、こういうところはちゃんとしていますね。勿論、はなから食べられない物なら別ですが、こういうコースの場合は得手不得手もあるので、こちらの責任もありますからね。丁寧に辞退して食事を終わりました。

決して悪いお店では無いけれど、場所柄価格帯を維持するために、食材の品質と量(ボリューム)を絞ってなんとかコストを下げているのかな、という印象。まぁ、仕方ないですよね。でも、駅の反対側、そごう10Fのレストラン街のお店と比べると、もう少し頑張らないとお客さんが向こうへ行ってしまいそう。いずれにしても、やっぱり「無国籍なんちゃら」というお店は、やっぱり今ひとつ物足りないですね。

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