2013年1月5日

政治犯

今回の韓国の対応、「政治犯」ということで上手く日本と中国の板挟み状態を解決した韓国。都合の良いことに、日本は次の朴次期大統領との話を進めており、今回の決定は来年2月で終了する現政権の判断と次期政権が言ってしまえば、日本としてもこれ以上の事は言えないのは確か。中国にとってみれば、幾らでも宣伝活動に使えるし、悔しいけれど中国の勝利、韓国も勝利、日本は判定負け、という感じ。

ただ、今回の事を悪用というか前例としてしまうと、日本で何をやっても許されると言う事にも繋がりかねないのも事実。大体、韓国では日本大使館に火焔瓶を投げて逮捕されているのに、日本では、まぁ特別な場所と言う認識はあるけれど寺社に放火することが「政治的行為」として判断されるというのはどうだろう。

もっとも、日本の伊藤博文の暗殺犯・安重根を国の英雄として祭っている位だから、この程度で驚いていてはこの国とはつきあえないのも事実。日本側の政治がすでに新しい組織に変わっていたのがタイミング的に不運だったとは思うけれど、取りあえず来年からスタートする韓国側政権に多少の花を持たせるのは国際政治のプロトコルとしては有りなんだろうか。でも、どうせ一年もしたら「過去の清算」「謝罪」という言葉が聞こえてきて、いつもの韓国になるんでしょうね。その様式美は、100年経とうが1000年経とうが変わらない気がする。

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