家電業界トップのヤマダ電機が、九州を中心としたベスト電器を買収するという記事。凄いのは、これで業界トップのヤマダ電機は、さらに総売上が伸びて2兆円規模になると言う事。これまでも1兆8千億円近い売り上げで「ほぼ2兆円企業」だったわけですが、これで名実共に「2兆円企業」になるわけですよね。うーん、凄いなぁ...
最近の家電量販店は、家電だけで無く食料品とか果ては住宅販売なんかもやっているみたいなので、2兆円の家電市場があるわけではないけれど、でも先日提携を発表し業界2位となるビックカメラとコジマの合計で1兆円弱だから、ダブルスコアのダントツなのは凄い。単純に上位の量販店の売り上げを合計すると、6兆円以上になるから、やっぱり不況とは言っていても、この業界まだまだ行けそうな気がする。とは言っても、売り上げの2割を占めるテレビが不振で、スマホ関係が上向いているものの、テレビのへこみを埋めるほどでは無いという記事も。なんだかんだ言っても、やっぱりテレビ機器の影響は大きいわけですね。でも、販売店はものさえあれば、それを売ればいいわけだけど、作る方は先ず売ってもらえるような努力が必要なわけで、販売店すら苦労している今の状況で、メーカー側の苦労は大変だろうなぁ...
経済が回復すれば、黙っていてもものが売れる時代になるんだけど、まずはものが売れてくれないと企業の利益も出ず経済も上向かないというジレンマは、なかなか解決しませんね。そのトリガーになるような、公共事業や官民合同のプロジェクト、あるいは復興支援と、切っ掛けになりそうなものはあるんだけど、なんかそう言うことにすら頭が回らない気がする今の政府には、もうあきらめしか無いかも。
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