2012年4月6日

SONYの美学

SONYの歴史的名品「WALKMAN」は、一つの文化を創った歴史的銘品であり、自分のエンジニアとして参考にすべき原点の一つだと思っているんですが、その後暫くしてからのSONYと言う会社は、ちょっと変な方向に傾き始めて、今では当時のわくわく感というか、丁度Appleに対して抱いているような期待感を感じなくなってきました。そんな中で、記事を読んだだけだけど、ちょっと昔のわくわく感を感じさせるSONYの携帯電話「Xperia NX」。個人的に気に入ったのが、「透明に見えるアンテナ・フレキ」部分。こういうことを考えて実行できるメーカーというと、やっぱりSONY以外ではちょっと思いつかない。ある意味、SONY製品のDNAを感じるところですよね。

多分、実際の機能とか使い勝手にはさほど影響するようなデザインではないと思うけれど、こういう「余裕」というか「遊び心」に仕立て上げることが出来るというのは、エンジニアとして羨ましくもあり、やられたと感じる時です。30~20年くらい前のSONY製品には、どの種類の製品を取ってみてもそう言う部分が感じられたし実際あったんですが、いつの間にかそう言う物を感じられなくなってしまいましたね。思い出してみれば、その昔は自分の持っていた家電製品は、冷蔵庫と掃除機を除けばほとんどがSONY製だったけれど、今では何一つ持っていないんですよね。そんな中で、このXperiaは物欲をそそられる久しぶりのSONY製品になったんですが、ただ一つ残念なのはXi対応でないこと。それがあれば、すぐに今の携帯から買い換えるんだけど... 世の中、中々上手くいかないもんです。でも、次のSONY モバイルのスマホには、ちょっと期待しよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿