2012年3月28日

Peach to Incheon

国内LCCのPeach Aviationによる、発の国際線路線、関空-仁川の運賃が発表になり、片道5,280円(~23,980円)からという設定。さらに国際線就航記念キャンペーン価格では、片道2,500円で発売するという大盤振る舞い。
で、こんな映像をPeachの社長・CA総出で作っていたりして... orz

このPeach、国内初LCCとして、先行LCCをよく研究しているんでしょうけど、単に価格の安さだけを訴求するんじゃなくて、Cost/Performanceとも言うべき部分を全面に押し出して、LCCにありがちな安かろう悪かろうというイメージから、安い物は安く、それなりの物はそれなりに、というイメージ戦略をしている気がします。何となく、LCCとしてスタートしつつも、最終的にはもう少し上のランクで、でもANAよりは価格的に魅力ある設定のレイヤーを目指すんじゃないだろうか。同じANAのLCCである、AirAsia Japanは本当に価格戦略で言って底辺拡大を目ざし、Peachでその旅行客を固定層にして、そして時々はANAでリッチな空の旅、みたいな三段階スライド方式なんて言うことを考えていたりして(笑)。まぁ、AirAsiaもただ安いだけではなくサービスにも力を入れ始めているので、この辺り時期は違ってもPeachと競合する場面も将来的には生まれるんだろうけど。Peachが、4時間という距離を設定しているので、AirAsiaのような、もう少し先の東南アジアや乗り継ぎも含めてさらに遠い地域への移動という差別化もあるんだろうけど。

これからさらに路線が増えるPeachですが、このまま快調に進んで、出来ればANAとかその他のキャリアーへの圧力にもなってくれると良いな、と。ただ、LCCのPeachにしても、いろいろなオプションを組み込んで行くと、まだ大手よりは安いけれど、大手も価格を下げた利しているので、結構違いは少なくなったりします。さらに、FFPのマイルとかラウンジ等施設の利便性とか、価格に出ない部分も含めて考えると、必ずしも「安い」とは言えない部分もあるので、そういう部分も含めてトータルに考えないといけませんね。でも、あまり飛行機を利用しない人が、ちょっと思い立って気軽に利用するには、こういうLCCを上手く使えば、お手軽に便利に旅行が出来そう。そういう時代になったのは、羨ましいです。

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