2011年9月24日

光速を越えるもの

この世の中で「絶対」と言うことは多くはないけれど、それでも「絶対」と言える事柄の一つが「光速を超える物はない」という相対性理論上の話。ところが、高速を越えるニュートリノが発見されたという記事。ただ、確定したわけではなく、これから検証をしないといけないようですが、でも「超えた」とはいえ、光速を0.0025%超えた程度ということで、やっぱり個人的には誤差の範囲かなという気もします。それでも、専門家が3年間で15,000回以上も観測した結果ということなので、そう言う誤差なども排除された結果の結論だと思うけれど。

仮にこの結果が正しいとすると、これまで物理学の根底だった光より早い物は存在しないという話がひっくりかえるわけで、そうなるとまた新しい物理学が構築されるんだろうか。いよいよワープ航法誕生のきっかけか? 等とワクテカしているのは、トレッキー位なもんだろうけど。なんと言っても、ニュートリノという特殊な物質の話だから、それがそのままロケットだとかに応用出来るとは限らないでしょうしね。しかも、よほどのエネルギーが無いとニュートリノですら飛ばないわけだから、それを何トンもあるような宇宙船にまで拡大しようとすると、全地球規模のエネルギーが必要になるかもしれないし。

実際に観測した研究者の中でも結論に対して懐疑的な人もいるそうで、第三者による観測を得るためにもあえて発表したと記事には書かれていますが、是非本当にニュートリノは光速よりも早いのか、あるいはやはり光よりも速いものは存在しないのか、是非結論を出して欲しいところです。個人的には、光を超えるものが存在して欲しいけれど。

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