2011年5月9日

浜岡原発一時停止 (3)

結局すぐには結論が出ない浜岡原発の一時停止要求。で、素人でも想定される代用燃料の手配とか、増加する発電コストに対しての対策、さらには地元への交付金問題など、首相声明の中では触れられていないもののその当たりはちゃんとフォローしているのかなと思っていたら、やっぱり期待通り(?)後付けで「いやそれは政府が」とか「八割は交付金保証する」とか、いかにも「付け焼き刃」な対応を見せていてがっかり。

さらに、浜岡以外の原発停止は必要ないと言っているけれど、その理由が「想定される地震の発生確率が低いから」だそうですけど、でもじゃぁ福島や女川はどうだったんだろうか。別に自民党だったらもっとうまく事を進められたとも思わないけれど、ちょっと素人丸出しというか、「やっぱり思いつきなんだろな」と思ってしまう軽さがあります。

昨日なんかは、「真夏?」と思えるほどの暑さで、でもまだ20度代なんですよね。これが昨年くらいの猛暑になったら、いくら電力消費を控えると言ってもエアコンの稼働率は高くなるだろうし、大体どうしても必要な場所(病院とか介護施設とか)は我慢するにしても限度があるだろうし。

浜岡を止めるという決断には、それなりの意味があるとは思うけれど、それならばそこで不足する分を補うために柏崎を再稼働させるとか(だって、浜岡以外は問題無いんでしょ?)、もっと大局的な観察と判断が無いと、たとえよい決断であっても信用できないなぁ...

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