2010年10月5日

二国間会談

だんだんと沈静化してきたとはいえ、まだ「解決」とは言えない尖閣諸島での衝突事件の後始末。国会日程の都合で、元々は出席を予定していなかったASEM(アジア欧州会議)に急遽菅首相が参加を決定したのはよかったものの、殆どとんぼ返りの日程では成果は望めないんだろうな。しかも、急に決まった訪問だから、相手国との調整も付かないと言うことで、二国間会談出来たのは、フランス、豪州、インド、韓国の4カ国だけ。まぁ、それでも中国を包囲する有力国である、韓国、豪州、インドと話が出来たのは良かったけれど。

で、ちょっと気になるのが韓国との会談。尖閣諸島での自体を説明したと言うけれど、それってそのまま韓国にとっては竹島の実行支配を正当化する理由にならないか? まぁ、ここでそのことを荒立てても、どちらにとってもメリットは無いから、そこは大人の態度で接したと思いたいけれど。

その後、中国の温家宝首相と会談したというニュースも入ってきたので、とにもかくにもこのまま沈静化するんだろうけど、結果的に国内に政治不信を残した日本と、国外にチャイナリスクを再認識された中国、どっちが得をしてどっちがソンをしたんでしょうかね。

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