2010年10月4日

仁川乗り継ぎ

静岡空港から仁川経由でシドニー行きのモニターという記事。残念だけど、地方空港から海外に向かうには、成田・羽田を使うよりは、仁川空港経由の方が便利なのも事実。ただ、静岡空港のOZ便(KE便も)は、お昼前に到着して、お昼前後に仁川に向かうスケジュール。KE便だと午後2:00頃に到着するので良いんですが、OZ便は3:00頃となり、欧州や米国行きに接続するにはちょっと厳しいんですよね。もう一時間くらい早いと良いんだけど、そうすると仁川からのフライトが少し早すぎるというのもあるんだろうな。

地方空港も生き残りを賭けて、利用客の活性化をしないといけない一方、羽田や成田のHub化を進めたい国としては痛し痒しかも。まぁ、成田・羽田に地方から接続するだけの余裕がないし、羽田については其処から国際戦に接続するほど路線数も無いし。ただ、Hub空港に関しての話を聞く度に思うんですが、例えば仁川空港は、確かにKE/OZのメイン空港で、ここから日本各地から乗客を集めて世界に散っていくのも事実だけど、肝心の韓国に降りる人が少なければそれって単なる中継地点と言うだけで、空港としてはOKでも国の玄関としてはどうなんだろう。Hub空港と同じようにGateway空港という言い方もあるんですが、そっちのほうが国としては重要な気がするんですけどね。

ただ、とにかく移動手段としては、もうDNAにまで「=新幹線」とすり込まれている(笑)静岡県民にとっては、まずはTPOに応じて飛行機を使い分けるという、意識を植え付けるところから始めないと、なかなか厳しいですね。FDAも会社存続のために、利益が見込める名古屋空港(小牧)にシフトしていくだろうし、そのときに静岡空港としてどのような対策があるんだろうか。空港から、新幹線やその他交通手段に難がある静岡空港だけど、海外からのインバウンドは結構好調みたいなので、それこそ茨城空港のようにLCC専用としは言わないけれど、「富士山から日本の旅を始めよう」みたいなキャッチフレーズで日本のEntry空港みたいな位置を目指したどうでしょうね。その前に、静岡空港の周りがもつと開発されて、飛行機利用以外の目的でも賑やかさが生まれないと、結局お荷物になって終わりのような気がします。昨日もドライブがてら空港まで行ってきましたけど、ますますそんな気持ちが強くなりましたねぇ。

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