数日前、たまたま見ていたテレビの番組で、東京は左側、大阪は右側に立つエスカレーターの、その左右に分かれる境界線はどこからか、というような話をしていました。先日神戸に鉄人28号を見に行ったときにも、エスカレーターの立ち位置でちょっと戸惑いましたが、私が個人的に思うのは、東京(関東)人と大阪(関西)人の気質の違いが理由なんじゃないかと思っています。
もともとは、階段の上り下りの代わりに自動的に上下に運んでくれるエスカレーターだから、東京でも動く人は無かったんじゃないかと思うんですよね。で、日本は元々「右側通行」の国だから、東京でも大阪でも、一人で乗る場合には右側に乗っていたんじゃないかと。昔のエスカレーターは、結構衝撃に弱くて、子供が飛び跳ねたりすると止まったりしましたから。で、そのうちに性能がよくなって歩くくらいなら止まらなくなったと。で、そうなるとせっかちな東京の人は歩き出したんじゃないかと。当然、「右側通行」で。その中で、歩かずそのまま乗って移動したい人は、必然的に左側に避けていったと。逆に大阪の人は、わざわざ自動的に運んでくれるのに、さらに自分で動くなんて面倒なことはしたくないから、右側に立ったまま。で、動きたい人はあいている左側を使うようになったんじゃないかと。
そういう明確な違いが無いような、関東・関西以外の地域では、そのうちに東京での様子がメディアによって伝えられて、自然に「エスカレーターでは左に立つ」という刷り込みがされていったんじゃないかと。地元浜松も、左側に立っている人がほとんどですし。以前は、急いでいても急いでいなくても、エスカレーターは右側をどんどん歩いて上り下りしてましたが、最近はゆっくり左側に立って使うことが多くなったなぁ。やっぱり歳のせいなのか、あるいはクロックスピードを落として省エネモードに人生を切り替えようとしているのか...
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