先日の旅行中、US国内を飛行機で移動するとき、ターミナルの待合室や飛行機の中でKindleをはじめ電子ブックでなにやら読んでいる一を結構見かけました。アメリカ人の不思議の一つに(笑)、分厚いハードカバー本を何冊も持ち歩いて、それを時間のあるときに読んでいるんだけど、あれってそこまでして読みたいと言うことなのか、一つのファッション(スタイル)なんでしょうか。私なんか、とにかく移動の時の荷物は最小限・軽くしたいという人だから、持ち歩くのであれば、もう必ず文庫本。それだって、何冊も持ち歩くのは嫌だから(重くなるから)せいぜい1冊とか2冊。ハードカバー本なんて、スーツケースにだって入れたいと思わない。
でも、やっぱり彼らも軽くなればそっちの方が良いんでしょうね。あと、何冊もデータを持って行けるのがやはり電子ブックがアメリカで受けている利用じゃないかと再認識しました。で、日本ではまだデータが少ないこともあるけれど、あまり受けている気がしません。一つは、携帯で読む習慣がすでに浸透していると言うこともあるんだろうけど。で、昨日、たまたまニンテンドーDSの電子ブックのCMを見たんですが、日本の縦書き・右から左に書く「縦書き文化」では、DSを90度回して本のように左右見開きで見るのが、何となく自然だなとフト感じました。
一画面に縦書き表示しても変わらないだろうと思うんだけど、横書きならそれでも良いけれど、縦書きとなった途端に左右見開きの方がいいと感じるのは、日常の書類とかチラシとか、そういう平面一画面で表現される場合、殆ど横書きになっているからなんじゃないかと個人的には思っています。で、今縦書きで残っている印刷物というと、もう書籍しかないから、縦書きでデータ表示をするときには左右見開きにすると何となくしっくり来るのかなと。だから、電子ブックの場合、縦書き・横書き自由に選択できるようにするだけで、結構読者層に開拓になるような気がしたんですが、実際にはどうなんでしょう。私は、流石に携帯で長い文章を読みたいとは思わないけれど、iPod touchなら我慢できるかなという気がします。それなら、一回り二回り画面サイズが大きくなってくれたら、縦書き・横書き両対応のリーダーとして面白いかも。ただ、デバイスの開発以上に、デバイスやサービスを跨いで供用できるようなデータ形式の提供が一番重要なんじゃないかと思います。となると、黎明期の電子ブックとしては、まだまだ時間が掛かるかなという気も。
とは言っても、新聞に関して言えば、毎朝配達される「新聞紙」を読むことはもう何年も前に無くなってしまい、Webサイトで記事を見る生活に変わっていますから、書籍の世界も同じようになるのは時間の問題なんでしょうね。
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