2010年2月24日

事業仕分けのその後

昨年、あれだけ注目を集めた事業仕分け作業。目標の3兆円には届かなかったものの、約8000億円の事業費を「不必要・削減」として、その他留保金など合わせて1.5兆円位の「予算捻出」したはず何ですが、その後復活した予算、名称を変えて別の場所で増加した予算などあったはずで、結果的に1.5兆円のうち、幾らが「削減」されたんでしょうね。真剣に調べれば分かるのかもしれないけれど、ちょっとGoogleで検索かけた位じゃ分からない。

で、本来なら「無駄」を省いて捻出するはずだった、高校無料化、子ども手当、高速無料化などは、予算が足りないと言うことで増税で賄うような話も出ています。私は、間接税派であるので、消費税のアップは認めるものの、とはいっても必要な部分は残しあるいは追加し、それ以上に不必要な部分のカットはもっとやって貰わないと。例えば、議員の給与カットとか何でやらないんだろう。よく、金銭的に足りなくなってその結果不正な手段で活動資金を集めることの内容に議員給与だけでなく調査費など支給されているという説明ですが、それって逆のような気がする。国会議員数は衆参合わせて700人強。1人あたりの経費を単純に1億/年とすれば、年間700億円の費用がかかっているわけですが、その10%をカットすれば70億円。これ、先の事業仕分けの項目の中でもかなり大きい金額の部類になるんじゃないかと思うんですけど。

しかし、"CHANGE"を叫んで政権交代したわけですが、元野党の現与党は、昔の自民党みたいになっているし、元与党の現野党は昔の民主党みたいになっているし、そういう意味では"CHANGE"しているわけだけど(笑)、それって国民が望んだ"CHANGE"とは違うし。仕事でも、最近ちょっと厳しい話がチラホラ聞こえてきていてるけれど、永田町あたりにはそういう空気はないんだろうなと、つい皮肉混じりで思ってしまうこの頃。

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