2008年12月28日

NRT-ORD-BOS-NRT (10)

本来なら午後の早い時刻にBostonに到着して、少し市内観光でもと思っていたんですが、4時間のディレーでBostonに到着した頃はもう真っ暗。まぁ、氷点下何度という天候の中、無事に移動出来ただけでもよしとすべきか。本当に、飛行機のドアが開いて一歩外に出たときの空気の冷たさと行ったら... Bostonの空港からダウンタウンに向かう方法には幾つかあるんですが、今回はSilver Line(SL)と呼ばれるバス(扱い上は地下鉄)を利用して地下鉄のRed Lineに出る予定。Silver Lineは、三つある空港ターミナルそれぞれに停車するんですが、外は吹雪のような天候。程なくチケットマシンを見つけて、チケットを買って待っていたところ、腕にIDカードを付けた空港スタッフらしき若い男性が「Sliver Line待ってるの?」「そうです」「ここには止まらないよ」「えっ?」「もっと先が乗り場だよ」というじゃないですか。てっきり、待合室みたいなブースにチケットマシンもあるから、ここが停留所だと思ったのに、その先に有るらしい。この男性曰く「みんなここで待ってるんだけど、通り過ぎちゃうんだよね」なんていうしorz 30m位先に同じようなブースがあり、そこでバスを待つんですが、なかなかこない。気温は確実に氷点下。風があるので、体感温度はかなり低い感じです。一番辛いのが、何も防寒具のないむき出しの顔の部分。特に耳が痛いです。30分位そんな状態で待っていて、やっとSilver Lineのバスが来ました。ここから20分位でRed LineのSouth Stationに到着。ここからRed Lineで一駅先のDowntown Crossingで降り、やっとホテルに到着しました。この日はもう寒さで疲れて、ホテルのレストランでBoston名物のクラムチャウダーを食べて暖まって早めに就寝しました。
翌日は、気温は少し高めですが(でも氷点下)、雪と風は昨日よりはひどい状態。ホテルの窓から外を見ていると、時々歩いている人影や車が見えるので、出歩けないことはない様子。ということで、予定通りボストン美術館目指して出発です。昨日使ったRed LineのDowntown Crossingから一駅先のPark Stationに行き、ここでGreen Lineに乗り換えて美術館を目指します。途中までずっと地下を走っていたので気がつかなかったんですが、外の吹雪はますます強くなっています。特に、美術館のあるあたりは周りに高い建物とか無い地域なので、美術館前の駅で下車したら凄い勢いで雪が顔を叩いていきます。雪かきされて、僅かに顔を出している歩道部分を小走りに走りながら、ボストン美術館に転がり込むように入ります。
こんな天候で開いているのか不安だったんですが、ちゃんと開館してました。いゃぁ、中に入ってほっと一安心。こちらは、入館料US$17なんですね。シカゴ美術館よりUS$5高い。でも、コートクロークは無料でした。こちらの美術館も広くて複雑で単純に見て回るだけでも一苦労でしたが、内容的にはこちらの方が自分の好みに合っている見たい。特に、アメリカの有名人・政治家などを撮影した写真展を開催していましたが、自分も曲がりなりにも写真を撮るのでこれは良かった。後は、日本関連の美術品でしょうか。途中、カフェテリアで軽く昼食を食べて、本当に駆け足で全体を見ましたが、こちらもまた訪れたい場所ですね。それと来年は是非、残るメトロポリタン美術館も。
今回の旅行での目的の一つに、円高とクリスマスセールを期待した「お買い物」があり、しかもBostonのあるMassachusetts州は消費税が安いので、いろいろ購入する予定だったんですが、この天候。美術館からの帰り道、ショッピングモールとかあるCoplayの駅で降りて見たものの右も左も分からないような状態です。しばらくどうしようかと思案したものの、場所が分からないしこんな天候で買い物をして大きな荷物を持って移動するのも大変と、買い物は諦めてホテルに戻ることにしました。この日は日曜日なので、午後はゆっくりNFLの試合をTV観戦でもしようと思っていたんですが、ホテルに戻ってテレビを点けるとこの天候で番組配信をしているサテライトからの信号が入らず駄目。それでも、夕方になると少し落ち着いたんでしょうか、番組が映るようになり、何とかTV観戦出来ました。こんな時期に訪問する方が悪いんですが、それでも天気予報でも「10年に一度の寒波」と言うくらいですから、仕方有りません。明日は、BOSからIADに移動してNRT行きのUA803で戻る予定です。IADは特に雪とか大丈夫そうだけど、肝心のBostonの空港が明日大丈夫か心配です。こんな天候でも、一応離発着はしているみたいで、しかも明日は雪は収まるという予報なので、多分大丈夫だろうと念じつつ就寝しました。(続く...)

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