2008年12月27日

Tournez La Page (トゥルネラパージュ)

凄いスピーカーでJazzを流している喫茶店が地元浜松にある、という話は何となく聞いていたんですが、市街地にいく用事もそんなに無いし、何度か探してみたものの土地勘が無いから(地元生まれだろ! 笑)見つからなくて、何となく諦めていました。今回平日の昼間に時間が出来て、高校時代に通い慣れた市街地をブラブラする時間があったので探して行ってきました。 確かに凄いスピーカー。どれだけ凄いかというと、スピーカー一式で軽く2000万円はするだろうと言うくらい凄い物。勿論、音は良いんだけど、ここで出してくれる珈琲も丁寧に淹れられていて美味しい一杯でした。メニューに「アイスコーヒーは注文があってから淹れる」と書いてあったのでこれを注文。久しぶりに、アイスコーヒーでしっかり珈琲の香りがしてブラックで一気に飲める物に出会いました。これだけで十分行く価値のあるお店です。

Tournez La Page

ここ数年の間にかなり町並みが変わってしまい、何と説明すればいいのか分からないけれど、浜松駅の北口を抜け、駅前のバスローターをくぐって名鉄ホテルホテルクラウンパレス浜松の前に出たなら、広い道(広小路通り)に沿って北に進む。鰻の「八百徳本店」を過ぎ、同じブロック(街区)の反対側、乾物屋「やまき」の路地を右に入った左斜め前の細長いビルの1F。入り口を入ると、右手にカウンター、左手にテーブル席が幾つかあり、その奥にオーディオルームというか、一段低いしかも2Fまで吹き抜けの場所があり、その正面にAvanGarde Acoustic Trio+Basehornが、でぇ~~んと鎮座しています。これだけで、2000万円近くする代物。さらに、Basehornの上には100インチ(多分)のスクリーンが下がっていて、私が行ったときにはバスター・キートンの無声映画が投影されてたんですが、これはどうだろう。流れていたBGMがクリスマス関係の曲なのに、ちょっとちぐはぐというか、どうしても関係ないキートンの動きが目に入るので消して欲しかったくらい。どうしても流すなら、曲は違っても良いから何かLiveの映像とか、クリスマスの風景とか、曲に合わせて欲しかったですね。私は中央一番後の階段横の椅子に座って聞いたんですが、もうちょっと前の方が広がり感が感じられるかな。少し音像が中央に集まってしまった感じでした。音源は、この時はCDみたいでしたけど久しぶりに「音楽聞いたなぁ」という印象。もし可能ならば、ビッグバンドのスタンダードを音量少し大きめで聞きたい気分です。あるいは、アナログレコードの少しスクラッチノイズが入っているような盤を小さめの音量で流してみるのも、風情があっていいかも。 メニューはあまり多くなかったけれど、アイスコーヒー500円は十分それ以上の価値がありました(ストレート珈琲は800円)。紅茶だとポットでサーブされるようなので、量的にはこちらのほうがお得かも。飲み物と一緒に小菓子も付いてきました。本当に何時間でも長居してしまいそうな雰囲気のお店で、しかもこの建物、1F/2Fが吹き抜けでどう見てもこのスピーカーシステムを入れるために最初から設計したようなデザインになっていて、商売になるのか人ごとながら心配してしまうような雰囲気のお店です。

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