2008年1月26日

海からの手紙

カレイの背中に15年前風船で飛ばした手紙が付いて戻ってきたという話。これがイルカだったら、もっと夢を感じるのかもしれないけれど(イルカの背中には手紙は付かないけど)、一番驚くのは15年もの間手紙が溶けることなく文字も消えることなく海の中に残っていた事。テレビで当時手紙を書いた女性の方が、この手紙を引き上げた漁師さんから受け取るシーンを放送していましたが、結構しっかりしている印象。もともと風船に付けて飛ばすときに、それなりに丈夫な紙を使ったんだろうけど、それにしても凄いですね。個人的には、底引き網で海底をさらったときに、この手紙とカレイが一緒に網に入り、そこで偶然カレイの背中に張り付いたんだろうとは思うんですが、こんな事もあるんですね。 ただ穿った見方をすれば、善意で飛ばした手紙と風船も今回のように見つからなければ15年も20年もそのまま海の中に残る「ゴミ」ともいえます。勿論、子供が善意で飛ばす風船の数も、それが海の中で起こす影響も微々たるものかもしれないけれど、でもちょっと考えさせられる出来事なのも確か。こういう手紙だけではなく、実はこんな物やあんな物も海底には落ちてるんですよ、という啓蒙にちょっと繋がると嬉しいかも。

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