2011年12月2日

SIN-IAD-NRT (13) - SIN-NRT-IAD (2)

定刻より少し早く成田に到着し、4Fの国際線乗り継ぎのセキュリティチェックを抜けて3Fに下りてくると、RCC前の乗り継ぎカウンターのところ。出発の時RCCが混雑していたので、今回もANAのラウンジに行こうかとも思ったんですが、何せ次のワシントンDC行きは、直ぐ横の31番ゲート出発予定なので大人しくそのままRCCへ入ります。

予想に反して、中はそこそこ空いています。少なくとも、前回のような混み具合ではなく、その後も自分が出るまでもそんな混雑状態が続いていました。前回が感謝祭の直前だったから移動客が多かったんだろうか。これくらいだと、自分がいつも利用している時の感覚に近いので納得なんですが。 それ程搭乗開始まで時間があるわけではなかったので、軽くビールを一杯飲んで落ち着いたところで、直ぐ隣の31番ゲートへ向かいます。

次のIADまでは、12時間ちょっとの旅。SingaporeからのB744は、この後ORDに向かって、さらに同じ便名でBostonまで行くらしい。IADへはBKKから来たB777。B777も決して小さな機体ではないんですが、どうも久しぶりに見る機体は小さく見えて、何かB767とかに見えてしまう。先にB744を見ているせいでしょうか。

例によって、F/Bクラスは満席みたいですが、Y+/Yは余裕があるらしく、何度も追加料金でY+へのアップグレードをアナウンスしていました。日本円で8,000円、US$109だったかな。一人、大きなリュックとダッフルバッグを持って並んでいた20代の青年が係員に聞いてチケット購入に向かっていたけれど、身長の高い男性なので、その分足も長いだろうからY+でもきついだろうなと思います。

 程なくして機内への搭乗が開始されて、いよいよ初めての「後ろ向きシート」に。画面の奥がFクラス、操縦席の機首側です。で、正直なところ座ってみてもあまり「後ろ向き」という意識はありませんね。窓が閉め切られていることもあるし、座っているときは勿論、こうして立っているときですら前後の関係を意識するような景色は感じられないので、本当にいつもの「前向き席」に座っているのと同じ感覚です。これはIADに到着して下りるまで一緒。唯一後ろ向き感を感じたのは離陸の時で、流石にこの時はテイクオフで機種が上がったときには、身体が前に少し倒れて前のめり感を感じましたが、B777だったからでしょうか、B747で前向きで座って感じる後に倒れる感覚よりは小さかったように思います。それと、この離陸の時、いつも前の小さな棚に押し込んである、ヘッドセットとか枕とか毛布とか、あるいはメニューの小冊子が、バタバタバタと床に落ちて来るんですが、今回は向きが逆なのでそれもなし。ある意味、こちらの方が快適かもしれません。

実際、離陸してしまえば、よほど変な楽気流二でも突入すれば別かもしれないけれど、多少揺れを感じる時も特に前後の違いは感じなかったですし、フライト途中では今回後ろ向きに座っている事すら忘れるほど。実際、IADに到着して着陸するときも、あまり機種を上げなかったのか、前のめりになる感覚は殆ど感じなかったし、隣の窓際の人が窓を開けて、外の光景が逆向きに流れていくのを見て、「あぁ、今回は逆向きだったと」 思い出したくらいですから。確実に前向き・後ろ向きで差が出来る離発着の時を除けば、その差は無いと言っても良いくらいでしょうね。かえって、席の前後よりも、席の位置の方が重要だと言うことを今回実感しました。今回は、丁度ギャレーの斜め横の席だったんですが、やはりギャレーの明かりや音は気になります。また、そのギャレーを挟んで奥にあるシートの人と、丁度目線が会うようなポジションになるんですよね。並んでいる状態だと、通路の幅の分横になるので普通に前を向いていれば目線が合うことはないんですが、前後の距離が出来た分相手が視野に入るようになり、それがちょっと気になりました。自分的には、それでも一番慣れている通路側の前向き席を優先すると思うけれど、それがダメなら後ろ向きでも全く問題無いという結論です。(続く...)

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