PCWatch、山田祥平氏のコラムからUltrabookの話題について。薄型軽量の"Ultrabook"については、正直それほど盛り上がりを個人的には感じないんですが、Intelは3日から全国的にイベントをするんですね。「家電芸人」の一人である、チュートリアルの徳井さんがイベントの宣伝部長のような感じらしいけれど、「ノートPCがついに完成した」とまでいうのは、しごととはいえどうだろうか(笑)。
山田氏のコラムによれば、Ultrabookとしてはまだ第一世代であり、真打ちと言えるのは2013年に予想されているHaswell世代のUltrabookとのこと。この頃になれば、2012年登場と言われているWindows8もそれなりにこなれてきているだろうし、さらにはUltrabookも含めてモバイル環境の一番重要なネットワークインフラもLTEが完備される頃だろうし、そう言う意味でUltrabookを使う時期というのは納得できます。
コラムの中盤、2年縛りの話はちょっと意表を突かれました。なるほど、バッテリー寿命に合わせたわけではないだろうけど、確かに微妙な(絶妙な?)バランス感覚と言えなくもないですよね。この文章を読んで感じたんですが、多分2013年とかになると、Ultrabookも含めてPCとかスマホとかその他のデバイスというものは、ある意味使い捨てというか、その年の流行に応じて新しい服をあつらえるように、変えていく物になるかもしれませんね。その為には、デバイスの価格がそれなりに下がらないと駄目なのは当然ですが、データの持ち方にしても必要な個人用データや設定データはクラウドに置かれていて、デバイスが新しくなっても透過的に以前の環境が手元に再現される事が必要。人間で言ったら、少し体重が増えて太ってきたら、少しサイズが大きめの服に買い換えるように。
そう言う意味で、今のUltrabookは「薄さ」に興味の重点が置かれているけれど、それよりも「軽さ」をもっと重視すべきだと個人的には以前から感じているところ。Portability/Mobilityと言う部分がもっと拡張されることで、Ultrabookの"Ultra"な意味が生きてくるんじゃないかと。ここまで書いてきてふと思ったんですが、これってAppleがMacBook AirやiPad/iPhoneですでに始めていることなんですよね。それに対してWindows PCとしては、やっと末端デバイスの製品が登場してきたころ。AirにしてもiPad/iPhoneにしても、すでに浸透している"Ultra"なBookに対して、じゃぁWindows陣営のUltrabookはどんなUltraな使い方を提案すべきなのか、中々ハードルの高い課題ですね、これは。
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