2026年1月20日

高市演説

昨日夕方6時から開催された、高市総理の衆議院解散に関しての会見。同日お昼から夕方にかけては、対抗する中道改革連合の基本政策発表などの会見もあり、さながら政策論争対決の一日。 一国の総理が自身の進退をかけての解散会見と、野党第一党・元連立与党の新党の会見を比較するのはフェアでは無いと思うけれど、どちらも解散総選挙に対しての自分達の姿勢を示すという意味では同等なわけで、その観点から比較してみると、かなりの差で高市総理圧勝という印象でした。

今回の開催理由に関しては、先ずは総裁に選出されて国政に出ようとしたところで、それまでの26年間の公明党との連立を否定されて、日本維新の会との新しい連立政権がスタートしたところで国民の信を問うというのはそれなりに納得出来る理由では。少なくとも前回の石破総理の時と比較すれば、彼の解散は議員の残り任期がそれなりに迫っていたこともあるけれど、余り意義を感じられなかったけれど(石破不人気や裏金問題で、支持率も下がっていたし)、今回は前回の選挙からの期間が短いという課題はあるけれど、解散理由としては十分だと思う。

さらに、高市人気は高止まりしているけれど、肝心な自民党支持率が上がらない問題に対しては、タイミング良く新党が設立されて与党というか自民党の対立軸が出来た事で、「保守 vs. 革新」というそれまでの対立軸を「高市自民党 vs 野田・斎藤中道改革連合」という、二大政党による政権選択選挙のようにしたことは、私は上手い転換方法だなとちょっと感心しました。しかも会見の中で、「高市総理なのか、野田総理なのか斎藤総理なのか、あるいは他の総理なのか」という、恰もアメリカの大統領線虚のような「リーダー選択選挙」にイメージ転換したことで、高市人気がそのまま自民党支持へと繋がる可能性を拡大したように思います。10代から50代までは圧倒的に高市支持だけれど、実際の選挙では投票者数がそれ以上の野党支持層と比べて少ない事が課題だったと思います。でも今回の演説を聴いて見ると、そういう世代への投票行動の掘り起こしをかなり意識している気がしました。

公約内用に関しては、政権スタート時から言っていることとそんなに大差ないと感じ、そんな中でもやはり以前から言っている予算の複数年度をまたいでの運用適用とか、これまでの政策・政権運用をさらに改革することも選挙の理由というのは、同時に信認も獲得する賢い言い方だなと感心しました。また、野党が消費税減税・廃止を言うなかで、これまではやや否定的な立場だった自民党も二年間限定の食品に対しての消費税免除を出してきています。これも、野党提案に対しての対抗策として提示したならば「二枚舌」みたいなことを言われそうだけれど、日本維新の会との政策協定に含まれていることを前に進める、という言い方をすれば、これは日本維新の会も悪くない話しだし、この時期に出すのも経済対策の一環という理由ともリンクするし。少なくとも立憲民主党議員が、それまで政策を180度転換して中道改革連合へなだれ込む様子と比べたら、よほど筋を通しているし方針変更としての理由も整っている思います。本当、「中道改革連合」というよりは「公明改革連合」とでも言った方が良いほど、議員数では少数の公明党案に乗らざるを得ない状態だけれど、結局は選挙での創価学会票欲しということなんでしょうね。それで当選したとして、参議院の立憲民主党との整合性はどう説明するつもりなんだろうか。「別政党ですから」とでも言えば納得されると思っているのかなぁ。個人的には、両社の会見を見た限りでは勝負あったという印象ですが、実際に投票結果を見てみるまで分からないのが選挙ですからね。

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