2026年1月23日

呉越同舟

新党「中道改革連合」がスタートして公約も発表されて、公明党・立憲民主党を離党したり、他党から移籍(離党して入党)する議員なども合わせて、予想よりも多い180名位の議員数でスタートすることに。ただ、最初の頃の新党結党、二大政党制への切掛となる巨大野党誕生みたいな熱気は何となく冷めてきている印象なんですよね。それは数的には少ない公明党側が主導権を握り、何とか創価学会票を上澄みして選挙に勝ちたい立憲民主党側がなりふり構わない様子が出てきているからなのかも。 

結党時から指摘されているのだけれど、元の二政党の政策の中でも、原発に対してのポジションと改憲に関してのポジションという、国政としてはかなり大きなテーマに関してはほぼ正反対の違憲と言って良い両党。しかし今回の新党合流では、公明党側が主張する「原発再稼働」「憲法改正」との違いは以前から言われていたけれど、さらに沖縄の米軍基地に関しても、某幹事長がつい口を滑らせてしまい「辺野古容認」と言った途端に、地元沖縄から批判が集まり、しどろもどろの説明をしたものの、公明党側からそれをひっくり返されるみたいなみっともない様子。しかも、新党参加する場合はほぼ公明党色と言える新党の政策に対して、それを受け入れて新党合流するはずの元立憲民主党議員の中には、「一旦受け入れるけれど、中で頑張ってひっくり返す」みたいな、それこそ敵国工作員みたいな事を公にして合流する議員もいて、いゃぁ何というか、「呉越同舟」という言葉がこれほど当てはまる事例も珍しいのでは無いかと言う気がします。

異なる意見のグループが混在すると言えば、自民党なんかも派閥毎に主張が異なる場合もあって、それこそ「右から左まで派閥が存在するのが自民党」とか言われる場合も。ただ、その中でも妥協をして、党としての意見に収斂したら、それはそれでちゃんと守るのも自民党の良いところ(?)だとは思うけれど、この中道改革連合はどうなんだろうか。派閥と異なり、異なる政党の合体だから、ひび割れも入りやすい気もするけどなぁ。それに、新党の共同代表である野田氏と斎藤氏が二人でいろいろなインタビューなどに答えている場面を何度か見るんですが、どうも二人の言っていることが同じ様な事を言っているのに何故か噛み合っていないような印象を受けるんですよね。斎藤氏が公明党(創価学会)の背景で話をしているところに、野田氏は持論の「生活者ファースト」というかちょっと確度の違う視点で話を展開するから、どうしても二人が似て非なる事を主張しているように聞こえるんですよね。

今回の選挙運動では、著名な参議院議員が応援演説で支援するらしいけれど、少なくとも立憲民主党議員からしたら、重要政策で反対する相手を応援することに矛盾は無いのだろうか。それとも、衆議院選挙後には参議院も新党結成に動くだろうから、「明日は我が身」と既に割り切っているのだろうか。大体、代表の野田氏も斎藤氏も、それぞれの所属等の代表を辞任したのに、立憲民主党も公明党も新しい代表って発表していませんよね。それ以外にも、幹事長とか重要役員も抜ける場合も有るだろうから、そこも新人事があってしかるべきだけれど、未だに見つからない。参議院の両党は、衆議院選挙後の新党合流まで、このまま無人運転で運用されるのだろうか。そういう点でも、政党としての体を成していない気がするんですよね。新党準備に時間が無いことは理解するけれど、それでも組織としてまずは決めなきゃいけないこと、やらなきゃいけない事は押さえないとなぁ。

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