2025年12月11日

無線通信

中国国営テレビ系SNSが報じたという、中国空母「遼寧」の艦載機が、日本の護衛艦「あきづき」に対して訓練開始の連絡をしたという動画。まずこの「中国国営テレビ系」というのが、何なんだという疑問。「玉淵譚天」という局らしいけれど、どの程度、例えば日本で言えばNHKなのか民放キー局なのか、地方の中心局(例えば大阪の読売テレビとか)クラスなのか、それとも一地方局なのか良く分からない。でも、本家の中国軍(人民解放軍?)や中国外務省が発表せずに、国営テレビとはいえ軍の中でも機密度の高いであろう通信記録をこれだけ明瞭な品質で入手しているというのは、かなり意図的と言えるのでは。日本だったら「流出」どころの騒ぎでは無いと思う。

最初この通話の様子を聞いたときには、出だしが中国語でその後英語での通信に変わり、応答した自衛隊の女性通信士による英語も何か「中国語訛り」に聞こえて「これって創作物?」と思ったんですが、どうも反応したのは事実らしく、「日本艦船116」というのは自衛隊の「DD-116 てるづき」というのは確からしい。ただし、既に小泉大臣も反応しているように、これは中国側の訓練開始の通知を「受信した」という意味だけで、本来有るべき訓練時期や地域等の詳細情報は伝えられていない。もしかしたら、日本からの返信の後に「訓練内容は承知していない。詳細を送れ」というようなやり取りが実はあったけれど、それだと拙いので中国語和は誤解を招きそうな最小部分だけ切り出してきたようにも見えます。

小泉大臣自身の会見でも指摘しているけれど、いかに公海上での訓練とは言え日本の近海で行うものであれば、事前にその内容を詳しく伝えるべきだし、防空識別圏に含まれている・隣接している場所であれば、 日本側が警戒態勢に入るのは当然。また、中国側は「事前に訓練内容は伝えていた」という事を頻りに強調しているけれど、日本側が問題だと指摘しているのは、敵対行為とも受け取られる照準レーダーの照射行為が複数回行われたことで、これは戦争誘発行為と認識されてもおかしくない事態。以前に多様な事例で、韓国軍がやはり照準レーダー照射をして、この時には韓国側が最初否定してからいつもの様に「日本が悪い」へ持ち込もうとしたから揉めたけれど、今回も似たような展開になるんだろうか。

そもそも、公海上とはいえ、日本の領土にあれだけ近い場所でわざわざ演習する意図は何かという事ですよね。立憲民主党の岡田議員は、台湾有事であれだけ揉めたのに、今回は何も言わないのだろうか。沖縄あるいはその周辺の島嶼地域への攻撃を意図しなければ、わざわざあんな場所で訓練なんてしないだろうし。そうで無くたって、中国の南の方の海域ならば似たような場所は有るだろうから、わざわざあそこに出てきて演習するというのは恣意的行動以外の何物でも無いと思う。そう言う意味では、小泉大臣には「連絡無しの訓練を日本近海で行い、あまつさえ敵対行為とも受け取れる照準レーダー照射した行為は許しがたい」くらいは言っても良いと思う。まぁ、言い方はもう少し柔らかくするとしても(笑)。まぁ、中国側としてはどんどん自分達で墓穴を掘る方向に傾きつつあるように感じるので、もう少し我慢したら自滅しそうな気もしますね。ご本人達は認めないだろうけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿