今年11月までのインバウンド数が、過去最高の3900万人に達したと先日ニュースがありました。月間訪日数が350万人位なので12月分を加算すると、目標の一つだった年間インバウンド数が4000万人を越えることは確実。11月から最大のインバウンド元の中国からの訪問者数はへったけれど、それを埋めて余りある位に多様化していて、影響はそんなにないみたい。国内の観光産業が全く影響を受けていないわけでは無いけれど、中国観光客スキームが良くも悪くも中国国内のシステムが基盤になっているので、影響は中国側の方が大きいという皮肉な結果に。
インバウンドの増加は、国内の観光産業やそれ以外の色々な部分への経済刺激にもなって、基本は好ましい事。また、多くの訪問者は日本に好意的な印象を持っていたり、それがさらに膨らんだりして、それをSNS等でフィードバックすることで、ますます日本の付加価値が上がる相乗効果にもつながり、これこれまで宣伝ベタと言われていた日本や日本人にとっては良いことじゃないかと思います。私も海外経験は標準的な日本人以上に持っていると思うけれど、それでも特定の国や地域に依存してして偏りがある「経験値」ではあるけれど、それでもやはり日本の住みよさ居心地の良さ快適さは、母国であると言う要素を除いても大きい事は事実。観光産業という視点だけで無く、日本の広報的な要素も見逃させない気がします。
一方で急増するインバウンドによる悪影響も深刻化してきていて、インバウンドが増えすぎて一般住民の生活が脅かされたり、例えば「ゴミ箱問題」のように日本の暗黙のルールが理解されず生活環境が悪化したり、改善しなければならない課題も急増中。京都市のように、町全体が一つの観光資源になっているような場所では難しいかもしれないけれど、生活区域と観光資源区域を分離して、観光客は生活区域に入らない・入れないような仕組みを考える必要があるかもしれませんね。スマホ等でガイド機能を提供するとか、それこそ路地や通りに「観光客進入禁止」の看板と罰金も含めた規則作りみたいなことは考えないといけないかもしれない。ゴミ問題では、渋谷区が罰則を制定して更にコンビニや飲食店にゴミ箱設置を義務づけるみたいですが、それは企業に不便を強いるだけだと思う。逆に、そこにゴミが集中して対応出来なくなる気がする。今でもコンビニゴミ箱に一般家庭のゴミが持ち込まれて問題になっているわけですからね。やっぱり観光地や繁華街に関しては、公共トイレみたいな形で「公共ゴミ集積所」を設置して、そこで集中してゴミの収集分別処理をすることを考えた方が良いのでは。その時に、例えば入国時に国内観光クーポンみたいなもの(例えばインバウンド用Suica)を購入して、その所有者は無料でゴミ廃棄出来るけれど、そうで無い人は有料にするとか。クーポンに誘導出来れば、それを糸口に国内のルールの説明だとか、可能ならば位置情報から近くの公共ゴミ箱へのルート案内とか、色々情報提供を多言語で展開出来るんじゃ無いだろうか。
一方で、例えば白タクとか違法民泊、さらには不法滞在みたいな事に関しては、更に厳格な対応をして可能ならば一掃するべきだと思う。これまで何度も書いてきているけれど、これまでの日本のルールは「性善説」ベースで、これはそういう背景や資質を共有している人が多数ならば成立する話。でも、インバウンドが年間で4000万人を越えるということは、そうでは無く「性悪説」ベースの世界の人が増えてきている分けですから、そういう前提に立ったシステム作りを真剣に考える必要があると思います。ゴミ箱問題もその一例だと思うし、日本国内で自国のルールを優先するような我が儘に対しては、毅然以上の厳格な対応をするべきだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿