2025年10月29日

Speech at GW

昨日の日米首脳会談やその後の日米のイベントは、大成功と言って良い内容だったのでは。そんな中でも一番ビックリしたのは、高市総理が横須賀の空母George Washington (GW)艦上で、米海軍の前で日米同盟のスピーチをしたこと。麻布のヘリポートから横須賀のGWまで、大統領専用ヘリのマリーンワンに同乗したので、あの場にゲストとして参加はするだろうとは思ったけれど、まさかスピーチまでするとは予想外でした。日米の最高司令官が揃って米軍の中で演説するというのは、史上初ですよね? しかも高市総理は、自分が責任を持つ自衛隊での演説の前に米軍相手に演説したわけで、それっていいのかと素朴な疑問も(笑)。

ライブ中継していた夕方のニュース番組などでは、サプライズと言っている放送局もあったけれど、高市総理はスピーチ原稿を挟んでいたと思われるバインダーを持って壇上に上がってきているし、通訳の外務省スタッフもそのまま躊躇すること無く英訳していたので、勿論事前に準備はしていたんでしょうね。そう言えば、同時通訳をした人って、安倍総理の時にも常に付き添っていた高尾直氏ですよね。同時通訳された英語は、凄く聞きやすくて、自分程度の英語力の人間でも、多分95%位そのまま理解出来るくらいに聞きやすいスピーチでした。女性総理なのだから、女性通訳の方が親和性があるような気がしますが、トランプ氏や向こう側のスタッフにも絶大な信頼感があるから、高市内閣の期間は今後も帯同するんだろうなぁ。

マリーンワンが麻布のヘリポートに待機していて、そこから離陸して横須賀の米軍基地へと移動するまで、報道各社のヘリコプターも帯同して、それこそトランプ大統領が大統領専用車から降りてマリーンワンに入るまでも上空から空撮していたけれど、あれって米国側の許可有っての撮影ですね。その後離陸して移動する間も、各社独自のヘリを飛ばしていたみたいで、中には二機飛ばして異なる画角での映像を切り替えていた所もあったけれど、多分日本米国あわせて10機近くのヘリが周りに飛んでいたんじゃ無いかと思いますが、よく海兵隊に撃墜されなかったなぁ(マテ)。麻布から横須賀までの空路に当たった人達は、かなり五月蠅かったような気もします。

空母GW上に着陸して、その後エレベーターでF35とともに格納庫に降りてきて、そこから満員の米海軍兵士に対して最高司令官のトランプ氏が演説するというの最高の場面で、盛り上がったところで高市総理が紹介されて登場してスピーチするんですが、あれってトランプ大統領が前説したってことでOK(マテ) ? 高市総理のスピーチは、通訳さんが逐次通訳していたので時間的には長いように感じたけれど、実際の文章部分は結構簡潔にまとめられていて、日米の軍事同盟を鼓舞するような、考え方によってはかなり危ない内容のようにも感じました。米国としては、日本の「Self-Defense ...」は理解するけれど、もし有事となったらどれだけ協力してくれるのか、正直疑問だったと思うんですよね。それが今回の高市総理のスピーチでかなり払拭された様な気もします。当事者の自衛隊も了解した上での内容だと思うから、それだけ危機感を感じているという事なのかもしれない。


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