2025年10月10日

内閣総理大臣指名選挙

中々招集されない臨時国会。理由は、自公連立政権継続の判断で公明党が自民党に幾つかの確約を迫り、連立継続の可否が決まらないから。公明党は、裏金問題の完全な解明とか、企業団体献金の厳格化等を要求しているらしいけれど、それって別に今回新しく出てきた話題でもないわけで、なんで石破政権とか岸田政権時代に「連立解消」と言わなかったんだろうか。自分達が押していた小泉氏では無く、どちらかと言えば自分達と主張が異なる高市氏が新総裁に当選してしまったため、最初に箍をはめておきたいという事だろうか。そうだとしたら、ずいぶん横柄な気もしますね。

党内からは、そういう態度に賛成の意見もあるけれど、世間が注目している「初の女性総理誕生」を邪魔しているように映ると危惧する意見もあるらしく、党内は半々らしい。個人的には、公明党自体も先の選挙で実質敗北していて、党勢だってジリ貧状態の現在、連立解消をして野党の一つになるよりは、このまま与党に止まり「高市ブーム」に乗って実績を残す方が、次の選挙で勝てる公算は大きいと思うけれど、そう言う事では無いのかな。今日午後にも、党首会談が行われて多分最終決定が出るのだろうけど、正直ずっと国交省大臣を占有していたり、公明党と言っても要するに創価学会という一宗教法人の代理な訳だから、この際政党として適切なのか再考するのも良いのでは。いゃ、彼らが仏教界全体の代表とか、キリスト教とかその他宗教団体も含めた代表政党なら、それは問題無いと思います。でも、今の状態って、例えばトヨタ自動車が自社の関係者・社員で政党を作り、「豊田党」と名乗るようなものでしょ。そこで、例えば自動車税優遇の提案とか、公費での全国高速道路建設とか提案して実行したら、やっぱり利益誘導と言われると思うのだけれど。

個人的には、自民党も一度連立を辞めて、単独で首班使命をやったらと思う。当然過半数を取ることはどこの政党も出来ないだろうから、上位2名での決戦投票となり、ひとりは高市氏だと思います。もうひとりが誰になるのか分からないけれど、多分野党のどの代表が決戦投票に進んだとしても、野党は政権を取りには行かないだろうと思いますね。だって、今与党になっても何も準備出来ていないし、何も出来ないだろうから、失敗することは目に見えているから。あの旧民主党時代だって、それなりに準備期間があり議員数も積み上げていたのに、いざ政権を獲得してみたらバタバタの体たらくで、どうにもこうにもならない状態だったわけです。それが、政権取ること何かこれっぽっちも考えていない人達が、突然与党になったとしても困ることは明らか。仮に、立憲民主党の野田代表が首班使命の決戦投票で勝ってしまったら、立憲民主党としては、自民党に人材提供とか連立を懇願するしか無いんじゃ無いだろうか。

その立憲民主党は、野党統一候補として自党の野田代表ではなく、国民民主党の玉木代表を使命しても良いとか言っているし、さらにはれいわ新選組とか参政党とか共産党にも共闘を呼びかけているらしい。本当に節操がないというか、いゃそうやって本当に首班使命を獲得したら、ちゃんと国内政治を回さなきゃいけないということを理解しているんだろうか。結局は自分達では何も出来ないから、彼から日頃批判する霞ヶ関の官僚に良いように回されて失敗しそうな気がする。1年くらいしたら、もう国民も我慢できなくなって解散要求が広がり、総選挙が行われて今度は自民党が単独で過半数を獲得したら面白いのだけれど。 

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