東京(品川)-名古屋-新大阪と結ぶ予定のリニア新幹線の座席が、リクライニング機能無しの固定(15度傾斜固定)座席になるという記事。理由としては、東京-名古屋間を最短40分、東京-大長か完を最短67分で運行する事を予定しているので、現在の新幹線のようなリクライニング機能は不要(なほど短時間走行)という認識らしい。
1時間位の乗車時間というと、例えば東海道本線だと東京から熱海までが1時間なので、40分位だと小田原あたりだろうか。都内で「乗車時間1時間の移動」って、特に遠いという印象は無くて、まぁ標準からちょっと長いくらいの感じじゃ無いだろうか。40分なんていったら、日々の通勤圏内ですしね。考えてみたら、山手線一周が1時間だから、それを考えると確かに固定座席でも必要十分かもしれない。リニアの車内って、現在の新幹線よりも狭い印象を受けるので、リクライニングしない形式で逆にスペースを確保した方が良いのかも。
少し前の記事で、静岡工区以外の工区の工事が全て始まったみたいな内容を見た記憶があるんですが、その肝心なリニア開通の時期は現在未定。考えてみたら、当初は東京-名古屋間専攻開通2027年とか言っていたわけだから、随分遅れてしまいましたね。現在の予定というか想定だと、2030年代前半が最速開通予定時期だろうか。静岡県を通過するトンネル工事に関しては、川勝前知事時代のゴタゴタは大分落ち着いて、前進を始めたけれど、元々停滞どころか後退していたような状態だったから、やっとその後退速度が泊まりつつある程度で、まだ前進に切り替わっているとは言えない状態。個人的にはとばっちりだと思うけれど、鈴木現知事に対しての批判も大きいみたいだけれど、とはいえそれなりに大きな事業なんだから行きなり過去の履歴を無視して勝手に進めるというわけにも行かないだろうし。
リニア新幹線が開通しても、静岡県には停車駅は設置されないので、静岡県民が利用する場合は、多分鉄分が多い人か、何かの理由で東京(名古屋)から名古屋(東京)に移動する用事がある極々わずかな人でしょうね。何度も書いているけれど、静岡県としてはリニア開通によって余裕が出来るであろう東海道新幹線での県内停車数を増やして貰うのが一番の利益ですからね。現在の浜松停車が1時間に1本のひかり号が2本(30分間各)になるだけでも、利便性は大きくアップしますから。座席だけで無く、早く静岡県のトンネル問題が決着して、開通予定を決めて欲しいですよね。
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