羽田発ホノルル行きのハワイアン航空458便( HA458)で、日本人乗客二人のトラブルがあり、機長判断で羽田に折り返して当該乗客二人を降機させ、別便で振替輸送したという記事。記事には、
関係者によると、2人は日本人でシートベルト着用を巡ってトラブルになったとの情報がある。
と書かれていて詳細は不明。
離陸後約3時間後にトラブル発生とも記事にも書かれていますが、 このフライトは羽田空港を21:20に出発して、ダニエルKイノウエ空港へ同日10:10に到着するフライト。想像するに、離陸して水平飛行に入り、機内食と飲み物のサービスがあり、それが回収されてシートを倒して仮眠には行っている頃でしょうか。「シートベルト着用を巡って」というのがどういう状態か分からないけれど、寝ているときに隣の人がトイレに行くために外したシートベルトが、身体に当たって目が覚めたとか、何かそんな些細なトラブルが、アルコールと寝起きの不安定さでトラブルに拡大したんだろうか。時間的には、フライトの半分近くまで飛んできている時で、そのままホノルルへ向かうのでは無く、羽田に戻ったのは乗客が日本人だったからだろうか。
このHA456便の機材は、A330-200で座席数は278席。この日の乗客数は233人と書かれているので、搭乗率は約84%とそこそこの状態。エコノミーの座席は、2-4-2の8-abreastで、ちょっと珍しい気がします。中央の4席で隣り合った二人がトラブルを起こしたんだろうか。もし窓際2席の二人がトラブルの元だったら、ちょっと笑っちゃうけど。しかし、この二人のトラブルに巻き込まれた残り231名の乗客に取ってはいい迷惑ですよね。同じハワイアンのフライトに振り替えるとしても、翌日の深夜になるし、他社便としてもホノルル行きは同様に深夜発ですから、羽田に早朝戻ってきて、そこから20時間位待機しないといけない。どうしたんだろうか。
Flightradar24でステータスを見ると、当日29日の19:12に羽田HA457便として到着して、そのまま折返しのHA458便として定刻から20分遅れで出発。ところが半分少し手前で引き返して、翌日の早朝4時前に羽田に戻っています。で、その機体は「HA1348」として、今日の夕方16:59に羽田を出発してHNLへフェリーされているみたいですね。凄いなと思うのは、その機体がHNLへ朝の5時に到着すると、その後同日11時発のPHX(Phoenix)行きの国内線として使用されて、翌日再びHNLに戻ると、そこからHNDへ再び飛来するというスケジュール。機体トラブルでディバート(Divert)したわけじゃないから、普通に機材繰りに回しても問題無いのだけれど、ハワイアン航空としても保有機が潤沢にあるわけじゃないから大変でしょうね。トラブルの原因は不明ですが、自分達以上に他の乗客・乗員に迷惑が掛かることを当事者の二人には認識して欲しいですね。

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