2025年9月10日

BS 4K撤退

民放各社がBS 4Kから撤退するという記事。うちは、ケーブルTVを入れていて、基本地デジ以外はケーブルTV経由で、BS/CSを視聴しています。以前は、特にCSはスポーツ中継、アニメ、海外映画等結構視聴していたけれど、BSは殆ど見なかったなぁ。最大の理由は、地デジほど新しい番組が登場するわけで無く、基本昔の時代劇とか刑事物の再放送かテレビショッピングしか流れていないようなバンドだから。CSも似たような所があるんだけれど、流石にショップチャンネルは専用のチャンネルに集約されているし、そのチャンネルの独自性をBSより出すためか、あまり地デジの再放送もない気がします。結構ニッチなコンテンツが多いのがCSかな。だから、契約していても全く観ないチャンネルもあるし。


記事に掲載されているTBSの例だと、事業費用が約8.6億円で収入が1200万円という、全くの赤字。 事業費用の「8.6億円」というのは少ない気がするけれど、多分BS 4Kの4Kに関わる部分だけの費用なんでしょうね。BS放送自体はもっとお金が掛かっている気がする。でもビジネスとして、投入した資金の1.4%しかリターンが無いのではお話にならないのは素人でも理解出来る話。

今後は4Kコンテンツはインターネット配信に以降するとのことだけれど、逆にYouTubeのコンテンツを見ていると、結構4Kとか中には8Kなんていうのもあるけれど、あれって最近のスマホのビデオ性能が4K標準みたいな所があるので、素人さんでも普通に録画して編集してアップロードすると、自動的に4Kコンテンツになってしまう、というのが大きいんじゃ無いだろうか。まぁ、時々テレビのロケ画面を見ていると、複数のスタッフがジンバルにスマホを付けてサイドから撮影していたりするけれど、機材的にもそう言う時代なんだよなぁ。

BS自体が、元々はアナログの地上波の補完というか、次世代技術みたいな感じで登場して、特に衛星放送で地上どこでもテレビがあれば受信できるという、当時の地上波の中継局とか不用な点が放送局側としては大きかったと思う。その最大の売りは、デジタルによる鮮明な映像だったのに、地デジが始まるとその先進性や優位性もなくなって、逆に地デジアンテナにBSアンテナが必要と「一手間」が、BS対応テレビを購入してもBS 4KどころかBSから遠ざかる理由なっている気がします。テレビ局も、電波放送ではなく、インターネットに以降する時代ももう直ぐじゃ無いだろうか。

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