2025年9月13日

敗者復活戦と笑う敗者

自民党総裁選の立候補者が、茂木、林、高市、小泉、小林の5名に確定しつつ有る中、立憲民主党の野田代表が、石破氏が当選した1年前の総裁選の「敗者復活戦」と皮肉る記事1年前には、この5人に、石破、上川、加藤、河野の4人が立候補して9名で戦ったわけで、そう言えば河野氏の「立候補」が噂でも上がってこないのはちょっと不思議。 

先の選挙でも躍進どころか現状維持に止まり、実質的には国民民主党や参政党に水をあけられて、後退したとも言っていいのに、取りあえず議員数だけは野党第一党を維持しているので、色々言うことは言うけれど、でもちょっとみっともない。ある意味、日本の総理大臣に最も近い存在でもある自民党総裁の選挙なんだから、毎回立候補者がコロコロ変わるのも変な話。それなりに支持や実力のある人が固定化するのは、ある意味仕方ないのでは。

だいたいそんな皮肉を言っている自分達も、新執行部の顔ぶれは「昔の名前で出ています」みたいないつものメンバーばかりで、こういうところがこの人の弱点というか、何か抜けている気がするところ。だいたい、旧民主党最後の代表だった野田氏が、何故か13年の年を経て再び代表を務めているのも「敗戦処理」みたいな印象なのに、そこに当時の有名人を集めても、「あぁ、あの民主党が帰ってくる」という感情は、絶対ポジティブでは無くネガティブでしか無いと思う。

ところで、新総裁には政治的に実力のある茂木氏とか林氏あたりに落ち着いて、まだまだ波乱が予想されるトランプ対策をしっかりすることで、日本の経済を上手く上昇気流に乗せて欲しいと思うんですが、世間的には知名度で小泉押しなんだろうなぁ。多分、来年くらいには衆議院を解散して新内閣の信を問う総選挙をしないといけないだろうから、そうなると「顔」として人気がありそうな小泉氏は有利なんだろうけど、その場合はそれこそ茂木氏、林氏等実力有る閣僚・党三役を揃えて、自分は関わらなくても日本の政治が上手く回るくらいの布陣を敷かないと、人気はあるけれど社会は回らないみたいな状況になりそう。来週以降、正式に総裁選がスタートして、どこまで盛り上がるかですね。辛いのは、当選しても単独で政権を担うことは出来ないから、絶対に何処かの野党との共闘なり連立が必要で、それが今後の日本社会への影響が大きい。個人的には、野党の中では多少は真っ当な国民民主党が、連立しなくても自分達の政策実現のために自公に「貸しを作る」くらいの気持ちで国会運営に協力するような仕組みになるのが、一番良い気がするけれどどうだろうか。

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