2025年9月6日

赤沢防災庁設置準備担当大臣

すっかり「赤沢亮正経済再生担当相ファン」化してしまいました(笑)。YouTubeのReHacQで公開された、前回の関税に続いての防災の回。前回に続いて今回の内容も、個人的には非常に為になったし面白く視聴出来て、2時間強の番組も飽きること無く一気に視聴出来ました。

先日トランプ大統領と合意(大統領令署名)にこぎ着けた渡米前の放送なので、序盤の関税の話は「今となっては」だけれど、今回の防災関係の話は、特に防災庁に関しての詳細関しては興味深く聴くことが出来ました。私も、最初石破総理が「防災庁接地」を言った時には、「必要なのか?」と疑問を感じたけれど、いざ災害が発生した時よりも、そうで無い平時にできる限りの準備をするために必要という話は、あらためて「そう言われればそうだよな」と納得した話でした。熊本号災害では数百名規模の死者が出た災害だったけれど、そのクラスの災害対策で今の組織は手一杯。東日本大震災で約6,000人、南海トラフ地震では約30万人の死者が想定されているけれど、とてもそんな規模に対応出来るような状況で無いと言うのは、ある意味正直だし危機感の表れだと思いたいですね。また、関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災と、それぞれ多数の死者行方不明者が生まれたけれど、どの場合でもその7割位は、関東大震災は火災による焼死、阪神淡路大震災は倒壊による圧死、東日本大震災は津波による溺死と、原因も異なるけれど、それはそれぞれの震災の経験から、火災対策、耐震対策と進めてきたこともあるらしい。つまり、災害対策は災害発生時から次に向けて準備をしないといけないという事ですよね。

米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁/Federal Emergency Management Agency)が、数万人の人員に数兆円規模の予算で活動しているのに対して、現在の内閣防災担当は100名強に70数億円の予算を、やっと人員と予算を倍増したところというのは、いくら何でも差がありすぎるなぁと言う印象も。人口比で約3倍、国土の面積比で約26倍の違いがあるとは言え、人員と予算で100倍の違いは大きすぎるでしょうね。せめて10倍位にならないと、それでも足りないくらいかも。規模ではアメリカでも大きな自然災害は発生するけれど、回数とかで見ると日本の方が多いんじゃ無いだろうか。被害と回数の積で考えると実は災害規模は日米でそんなに違わないかもしれない。それに対して、対策に使用出来るリソースや予算の違いは、ということは重大な課題だと思い間す。

南海トラフ地震、富士山噴火、そして首都直下型地震は、自分にとってもかなり大きな影響になる事は確実で、その為の準備を改めて考えさせられる内容でした。結局は、まずは時事よ努力を充実させていくしか無いんだけれど。水、食料にトイレ、さらには通信機能と発電・蓄電機能も最低限必要かなぁ。さらには、冬なら防寒具も無いと、暑さは我慢できても寒さには耐えられない気がするし。しかし、赤沢氏、饒舌ですね。2時間喋りっぱなしでも、声もかれないし、話の内容も分かりやすいし。ご本人は否定していたけれど、防災庁発足時には、首相が誰に替わっていたとしても、この方に初代防災庁長官をお願いしたいと感じる話しでした。

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