無事に、日米関税交渉に関しての大統領令が署名されて、4ヶ月続いた関税交渉も一区切り付いた感じ。その赤沢経済再生担当大臣を招いての、関税交渉の背景を語るReHacQのコンテンツは、やっぱり面白い(笑)。個人的には、ますます赤沢氏のファンになります(笑)。このシリーズ、関税以外の話題(賃上げ、防災)の話も興味深かったので、是非シリーズ化してくれないだろうか。
確か前回も少し触れていたと思うけれど、今回も話の途中で出てきた、赤沢氏とラトニック商務長官との個人的な繋がり・連帯感みたいな話は、規模や内容は違うけれど私も似たような経験があって凄くよく理解出来ました。それは、アメリカへ開発支援の出張が何度も続いていた時期があり、その度に数ヶ月単位で出張して向こうのエンジニアやマネージャと仕事を続けていた時期がありました。最初は相手の名前を覚えるだけでも大変だったけれど、何度も出張で行くたびに先ず向こうがこちらの顔を覚えてくれて、しかも「変な日本人エンジニアがいるぞ」みたいな感じで知り合いにも伝わり、その中には日本語が上手なウルトラマンファンのエンジニアとか、スタートレックファンのエンジニアとか、馬が合うエンジニアも見つかり、結構向こうでは認知される様になりました。そのため、帰国してから毎日のように電話会議があっても、向こうから指名されることも増えて、これは自分にとって非常に貴重かつ大切な財産になりましたね。
やはりFace-to-Faceで話をしたり議論したり、あるいはオフの時にはBBQしたりという関係構築は重要。幾ら自分が20年位在宅勤務/リモートワークしていても、結局はそれを支えてくれたのは、其れ以前に直にあって話をして仕事をしていた人達でしたからね。未来のことは分からないけれど、まだまだリアルとデジタルは「融合」すると言うよりは「共存」していく社会が続いて行くと思う。そう言う意味で、当初は「マイル集め」等と批判されたけれど、毎週ワシントンDC詣でして相手に自分の顔を覚えさせた赤沢氏の作戦は、結果的に大成功だったと思う。
コンテンツの最後に、国民民主党の玉木代表と赤沢氏の討論会がオファーされたけれど、赤沢氏が乗り気では無かったのは、少なくともこの関税交渉に関しては玉木氏の理解が浅くて誤解している部分が多かったからかな。私も玉木氏のそのコンテンツをチラッと見ましたが、結構この人の発言って良いとき悪いときの乖離が激しいというか、変に思い込みが強くて誤解しているときがあり、それが今回の関税交渉の話にも出ていた気がします。例の「103万円の壁」を取り上げたのは良いけれど、正直尻つぼみになっているのはそういう部分が理由じゃ無いだろうか。自民党では今回まで全く無名(失礼)だった赤沢氏がこれだけの仕事をするのに対して、野党では有名な人物であってもつまらない発言に終始するような、人材の質の違いをある意味感じてしまいます。新政権になって赤沢氏の処遇がどうなるか分からないけれど、今回の関税交渉の論功行賞として、ご本人がライフワークという防災や賃上げの担当大臣に指名して欲しいなと個人的に強く感じるところです。
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