2025年8月2日

多文化共生? 他文化強制? 多文化構築!

佐々木俊尚氏のVoicyから「多文化共生」に関わる問題解決に関して。一部地域でのトラブルを発端に、先の参議院選挙でも急に政策論点に取り上げられたりして行く一方、今の時代色々な地域や国からの住人が増えていくことは止めようが無いし必然ですらあると思います。ただ、その中にも大きく分けて三種類のグループがあると思っていて、

  • 合法的な方法で入国して、国内の規則・法律に則り国内に定住している人達
  • 最初からあるいは途中から非合法な滞在となり、その状態のまま国内定住を維持・獲得しようとしている人達
  • 名目だけ「日本国民」あるいは「日本定住者」だけれど、実際の体や心は海外にある人達。個人的には「ビジネス日本人」と思っている人達 
最初のグループの人達は、全く問題無い存在で、そりゃぁ中には何らかの犯罪なり非合法な行為をする人も無いわけじゃ無い。けれど、多く人達は日本で快適な生活や人生を送ることを考えている人達で、希望を言えばこう言う人達にこそ日本に来て貰いたいし、将来的には後で述べるように「シン日本」の構成員になるだろう人達。二番目の人達は、幾つかの地域でも問題になっている人達で、これは本人達にも責任があると思うけれど、そう言う事を誘導しているような日本人も居ることが最大の問題だと思う。最近入管法が改正されて、移民申請回数の上限が設定されたけれど、それまではそう言う事も無くしかも申請中は国内で自由に生活出来るという盲点を利用して、大々的なビジネスまで行う人も居るわけで、それは違うだろうと小一時間。三番目は、例えば世界的に優位な日本のパスポート取得目的で帰化したり、日本の不動産を大量購入して民泊経営をしたり、国内に定住しているけれど白タクなど海外ビジネスで利益を得ているような人達。これも、日本の不動産購入は日本への「投資」とも考えられるけれど、それだけで無く法律の裏をかいて、あるいは穴を突いて迷惑を掛けるようなビジネス展開をしたり、不当な利益獲得するような事例もあるみたいで、そういう部分もしっかり取り締まりが必要だと思う。また、そういう行為は、やはり国内に協力者というかそれなりに色々なことを担当する人間も必要だろうから、そういう人達に対しての責任も問うべきだと思う。

「多文化共生」と言っても、「色々な国・地域の人達は仲良く楽しく暮らしましょう」という単純な命題では無いことは明らか。日本人同士だって、生まれ育った境遇や地域が異なれば、何らかの摩擦が生まれるのに、日本とは全く異なる文化背景なり経歴の人が、日本にやって来て生きなり「共生」と言われてもどちらにとっても無理だと思う。やはり最初は色々な摩擦が生まれるだろうから、それをどうやって妥協して強調して摺り合わせていくかという作業が一番重要。ところが今の「多文化共生」という行動をしている人達の中には、個人的に「それは『多文化共生』ではなくて『他文化強制』じゃないのか」と感じるケースが増えている気がします。つまり彼らは弱者であり少数派なのだから、彼らの言い分を優先するべきで日本人は我慢しろ、みたいな論調が結構多い気がします。例えばウクライナからの避難民みたいな境遇の人達には、そう言う擁護論があっても良いと思うけれど、どう見ても経済難民みたいな人達に対してまでそう言う主張をすることは間違っていると思うし、そういう人達にはそう言うことをすることで某かの利益が生まれるのかなと勘ぐってしまう。

私は、やはり元々そこに居る「日本人(長期定住者も含む)」の生活がまずは担保されるべきだと思う。今回「日本人ファースト」という言葉が言われて賛否言われているけれど、「日本人ファースト」よりも「日本人ベース(基盤)」といういい方の方が自分の想いにはあっている気がします。新規に未開の地を開拓して最初から多文化共生するならまだしも、既にそこには長い間そこで生活している人達がいるわけで、まずはその人達のそれまでの生活環境を維持することが最優先するのでは。その上で、譲れるところは相手に配慮するし、相手側にも譲歩して欲しいところは要求して、どこか妥協点が見つからないか努力する「多文化構築」という方法が、私は最善では無いかもしれないけれど最適解の一つだと思います。そんな中でも、大きな問題の一つが「宗教問題」では無いだろうか。日本人にとって「宗教」というのは、有る意味何となく自分の周りにある「空気」みたいなものだと思うけれど、多くの海外の国では「宗教」とは自分の生活・人生の一部で、目的であり手段であり方法であり考え方でもあるような密接な存在。最近では「土葬問題」とか言われているけれど、中々妥協点を見つけることも難しいそういう諸問題をどの様に解決していくか、まずは要求を突きつけるのでは無く、お互いに理解をするところから始めないと日本人の意識としては否定的なものしか生まれないのでは。遠回りになると思うけれど、やはり一朝一夕では解決出来ない問題だからこそ拙速に解決策を作るのは未来に禍根を残すので止めた方が良いと思う。そう言う丁寧な議論から、次の日本「シン日本」が作られていくと思う。

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