2025年7月5日

Disney新幹線(3)

久し振りの「金曜日の新幹線」シリーズ。今週は横浜のオフィスでの作業があり、朝から新幹線で横浜への通勤の旅。この日は、この後東海地方の梅雨明け宣言が出されるのですが、もうそれが確定したような朝から厳しい日差し。路線バスの減便が続きタイミングの良い時間帯にバスが無いこと、帰りの時間が変更されることもあり、その場合は更に駅からのバスの接続のタイミングが悪い事、そしてこの暑さもあり、自宅から駅までは自家用車で移動しました。でも、朝の7時過ぎって、郊外から市街地へ向かう自動車通勤ラッシュの時間帯で、何もなければ15分も掛からない移動が、この時は30分近く掛かってしまいました。その後、いつもの様に駅ビルのスタバで朝食を頂き、その後は新幹線口の改札を抜けて、08:17発の東京行きひかり号の到着をホームで待ちます。

入線してきた新幹線を見て、思いだしました。「まだDisney新幹線がこの時間に走っているんだ」と。ホームに入ってくるときには、まず先頭部分が最初に目に入りますが、その様子は通常の新幹線の先頭部分と変わらないので、特に何の反応もありません。でも、先頭車両(今回の場合は16号車)がホームに差し掛かり、どんどん続く車両が入ってくると、側面は一般的なオフホワイトの新幹線のイメージが全く無く、緑や紫や青色といったカラフルな塗装に、所々にディズニーキャラクターが描かれている派手な塗装。それに気がつく乗客の人が、一斉にスマホを取りだして撮影し出すのも、いつもの光景のような気がします。

まだ朝の通勤時間帯なので、多分乗客の半分位はこの後静岡や都内に仕事で出かける人だと思いますが、観光目的と思われる乗客も多くて、そう言う意味ではこの車両は注目の的。偶に、そのままTDRへ向かうと思われる、ディズニーキャラクターデザインの洋服やカチューシャを付けた子供連れの家族グループなんかもホームにいて、そんな時には予想外の車両の登場に歓声が上がることもありますね。この「ディズニー新幹線」の運行予定表を見ると、浜松駅を08:17に出る「ひかり636号」は、運行スケジュールの8割以上を占めるAパターン、Bパターン、いずれの場合も浜松停車になるので、8月一杯までは何度もこの光景に遭遇しそう。と言うか、A/Bパターンだと、こだま号は全ての駅に停車するので当然としても、ひかり号運用の場合は、新大阪から名古屋までの各駅に止まり、名古屋-新横浜間では、浜松と静岡(一部三島も)停車だけなので、浜松と静岡からの乗客向けイベントにも思えてきました。

新横浜からの復路でも、静岡・浜松停車のひかり号を利用しましたが、このひかり号は三島駅にも停車するもので、三島駅からは大きなスーツケースを転がしながら5~6人位の台湾からと思われる若い女性グループが乗車してきて、3列席の窓際に座っていた私の横2列にもそのうちの二人が座り、前の席との間はスーツケースが隙間無く埋める状態に。乗車直後は、やや大きめの声の中国語で何か話をしつつ、席決めをしたり荷物の置き方に苦労したりしていました。座ったら座ったでまたひとしきり中国語が飛び交う状態でしたが、三島を出て新富士を過ぎる当たりから静かに。チラッと横を見ると、座った彼女達の丁度顎くらいまでの所に前に置いたスーツケースが来ているので、そこに頭を乗せてスヤスヤ睡眠状態にいつの間にか入っていました。三島から乗車してきたので、富士山・箱根方面に観光して、これから大阪方面に向かうのかなと想像しつつ、これだけ大きな荷物で移動している事も有りかなりお疲れ気味なのかかもと想像されます。昔は、自分が新幹線通勤に毎週利用していたこともあり、「新幹線=仕事」みたいな印象が強かったんですが、ディズニーだったりインバウンドの増加だったり、「新幹線=イベント」みたいな印象の方が、最近ではますます強くなっている感じですね。これでリニア新幹線が開通したら、時速500kmで走行すること自体も新しいイベントになるわけでした。日本にとっての新幹線という存在の大きさと必要性を、改めて感じた一日でした。

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