2025年7月7日

政府専用機 by ANA

現在モンゴルを公式訪問中の天皇皇后両陛下に随行している、河野太郎議員が政府専用機の機内の様子を公開しているという記事。現在のB777ベースの政府専用機は、運用のパイロットやキャビンアテンダント等は自衛隊隊員が務めているけれど、整備や運航支援等はANAが提供しているから、機内のシートの様子がANAのStuggered Sheetだったり、機内食の様子がANAのケータリングっぽいのは当然か(笑)。 

以前のB747の時代はJALが運航支援をしていたから、機内の様子もサービス内容もJAL仕様だったと思うけれど、どちらがいいか両方に登場経験のある議員さんから一言聞いてみたい(笑)。まぁ、「どちらも良かった」としか言い様はないと思うけれど。ところで、河野議員が公開している政府専用機のシートですが、そのうちに今の「THE Room」「THE Suite」仕様に更新していく予定はあるんだろうか。天皇陛下が利用される特別室などは、ファーストクラスの更に上の仕様になっているんだろうけど、随行員やメディア関係者等が利用する、一般の機材だとビジネスクラス、プレエコ、エコノミー当たりのカテゴリーのシートは、ずっとそのままなのかな。

モンゴルまでのフライトだと、4~5時間位? 国際線で言えば中距離国際線くらいの距離だから、ビジネスクラスの食事もワンプレート仕様なのは仕方ないか。これ、帰国便の時にはどうするんだろうか。日本からウランバートルのチンギスハーン国際空港(UBN)への直行便は無いから、現地で食事を搭載するとなると例えば洋食とか中華とか、そんな感じになるのかな。あるいは、滞在中ずっと駐機しているわけでは無く、一度フェリーで日本(羽田? 新千歳?)に戻り、帰国前に再びフェリーでウランバートルへ行くのなら、国内で帰国用の食事を搭載して行く方法はあると思うけれど。残念ながら政府専用機はFlightradar24では表示されないので、実際にどの様な運用がされるか分からないけれど、多分後者のフェリーで一度戻っているんでしょうね。

政府専用機で、国内の要人が利用する設備だから、みだりに内部の様子や内容を公開するべきでは無いと思うけれど、国民の関心事項の一つではあるのだから、有る程度は公式・非公式の形でも公開することは良いことではあると思います。話ちょっと違うけれど、沸騰ファイルの人気シリーズで、メイプル超合金のカズレーザーが自衛隊を訪問するシリーズがありますが、あれなんか自衛隊としては非常にポジティブに部隊や組織広報してくれているから、本当にカズレーザーには感謝しているんでしょうね。同様の番組や特集は、最近別の放送局などでも見るようになったけれど、ああいうことも必要だと思うなぁ。そう言う意味で今回の河野議員の投稿も、賛否あるかとは思うけれど、個人的には前向きに感じる所。ただ、シートや食事だけで無く、機内の雰囲気だとか、訪問の意義や目的とか、こういう機会に本来の公務の意図を説明する位のことはしても良いと思うけれど。

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