これは日本で流行りそうな予感。「SNSの投稿を追ってみると、チャッピーという言葉は特に若い世代に好まれているようだ」/ChatGPTの略称「チャッピー」は定着するのか https://t.co/WTMmJOr6Bj
— 佐々木俊尚 三刷出来!書籍「フラット登山」発売中 (@sasakitoshinao) July 5, 2025
佐々木俊尚氏の引用から、最近の若い世代では「ChatGPT」を「チャッピー」と読んでいるらしいという話。生成AIの代表でもある「ChatGPT」に関しての話題だからか、結構相性で呼ぶ事に抵抗感を感じる人も多いみたいだけれど、こう言うのって「日本人特有」の「八百万の神」的発想じゃ無いかと思うのだけれど。
産業用ロボットが広まり始めた頃、一番その当時進んでいた日本の工場を見学した海外の視察団が驚いたのは、ロボットの性能や機能もそうだけれど、一台一台に「名前」が付けられていて、工場の中で同僚のように扱われていたこと、みたいな話を昔聞いた覚えがあります。日本人からすると「ふーん、かもね」で終わる話だけれど、海外の特にキリスト教世界で生活している人達からすると、命の欠片も無い無機質の物体に、名前や相性を付けて行くことは、命の発祥に関しての考え方にも関係してかなり、奇異な発想に感じられるらしい。
逆の考え方をすれば、愛称を付ける状況まで成長した関係は、相手が無機質な物体だろうと生成AIだろうと生身の人間だろうと、それは自分の生活圏の中に存在する重要な要素の一つという証しでもあるんでしょうね。まぁ、「ChatGPT=Chappy」の場合は、単に全部発音するのは面倒だから、短縮しているだけなんだろうけど、そこに単純な短縮では無く愛称的な要素を入れ込むのは、最近の若者言葉の特性でもあるのかな。
ところで「チャッピー」って昔何かそんな名前のアニメとか無かったかなと、記憶の奥の方がムズムズしました。「チャッピー アニメ」で検索してみると、「魔法使いチャッピー」という作品が最初にヒットしたんですが、これはどうも記憶にあるイメージとは違う気がします。「なんかあったよなぁ、なんだっけなぁ、SF系だったような気がするけど...」と暫く悶々としたら、見つけました。「宇宙少年ソラン」に登場する、主人公のソラン少年の相棒というか、宇宙リスが「チャッピー」でした。「そうそうこれだよ、俺たちのチャッピーは!」と言いたい、自分達世代(笑)。そう言えば、ソラン少年を助ける宇宙リスのチャッピーも、質問な困りごとに対して回答してくれる、生成AIチャッピーも、見た目の違いはあるけれど、その内容や動作は同じかもしれない。やはり時代は周り巡るんですね。何となく腑に落ちる気がする。
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