ネットで「無印良品の『発酵ぬかどこ』が簡単便利で美味しく漬かる」という書込を見つけて、「へえ~、無印ってそんなものまで扱っているのか」と、ちょっと興味を引かれました。最近は、発酵食品としては瓶詰めなどの白菜キムチをよく購入していて、オモニ拘りのキムチも良いのだけれど、個人的には牛角の瓶キムチが一番気に入っていています。ただ、流石に毎日食べるには飽きてくるし、条件によっては発酵が一気に進んで酸味が強くなったりして、ちょっと扱いに手間が掛かるのが難点でした。そのため、胡瓜とか茄子とか季節の野菜等を簡単に塩もみして、そこに調味液を色々準備して作る「浅漬け」にちょっと嵌まっていました。ただ、そういう和食の基本みたいな浅漬けを食べると、やはり次は「柴漬け糠漬け食べたい」 と思うのが日本人の性。
昔はうちでも糠床を用意して、前の晩に野菜を入れて翌朝の食卓に並びましたが、なんと言っても糠床の管理というか手当てが大変。毎日撹拌して空気を入れないといけないし、水分の調整や、味の調整とか、その家独自の味付けもあるので、糠漬けを始めると外泊が出来なくなってしまいます。冷蔵庫に入れて利用出来るものも以前はあったと思いますが、正直そこまでやるなら、スーパーの店頭に並ぶ糠漬けでもいいかなぁと言う程度でした。ただ、スーパー等で販売されている糠漬けも、やはり塩の加減とか文字通り「塩梅」が違うので、やはり一度食べたら「もういいや」みたいな感じになるんですよね。そんな中で、この無印の糠床に遭遇したわけです。
早速自宅近くのイオンモールに入っている無印良品へ出かけて探しますが、これが見つからない。そんなに広い店舗では無く、食品関係だからそのコーナーも限定されていると思い、何度もグルグルと棚の回りを回りますが、レトルトカレーとかスープとか冷や汁とかは幾らでも並んでいるのに、肝心な糠床は見つからない。「台所関係のところかな」とそちらのコーナーも見てみますが、食器や器具類で食品関係は置いて無い。再びレトルトカレーなどのコーナーに戻り、更に念入りに確認してやっと見つけました。スープとかラーメンとかが入っている棚の一番下の段の左端、しかも残り一つだったので奥の方に一つだけぽつんと置いてあったので、外から見ると何もないように見えていたんですよね。早速その最後の一つを手に取り購入しました。因みに、翌日再び同じ現場へ行ってみると、奥行き一杯に糠床が並んでいたので、もう一つ購入してきました。
既に発酵済みの糠床なので、試しに胡瓜を付けてみました。胡瓜が少し長いものだったので、半分に切って二本にして入れて見ました。開封直後は、まだぬか床が固めで水分も少し少ないようで、かき混ぜてみるとぼそぼそした感じです。前日の夜に胡瓜を付けて、翌日一つ(1/2)取りだしてみましたが、まだ漬けたり無い感じ。そのまま残り3本(1.5本)は糠の中に残して、24時間漬けたその日の夜に全部出して食べてみました。同じ1本(1/2)でも、場所によって漬かり具合にばらつきがあり、捨て漬けのつもりで何回か繰り返して糠全体を均一な状態にする必要があるかなと言う印象。その後、もう一つ購入した方には手元に有ったズッキーニ1本を真ん中で切って、さらに半割にして1/4ずつに切り分けて漬けてみましたが、これも24時間漬けてまぁまぁの浸かり具合でした。最初に購入した糠漬け袋には、人参を1/4に細切りにして漬けてみましたが、こちらも24時間位はまだ漬けないと「浸かった」という印象はなかったですね。色々野菜を変えて発酵を促しつつ、ぬか床がもう少し安定したら、色々夏野菜を付けてみたいですね。これで生来少し緩めのお腹の調子が安定してくれると嬉しい。
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