最近のレストランや飲食店に入ると、「炙り」のメニューはほぼ普通に見つけられるような状態と言っていいのでは。本来は生物を扱う寿司店でも、「○○の炙り」というメニューは普通にあるし、結構売れ筋だったりします。イタリアンやフレンチなどでも、デザートなどで砂糖を炙ってキャラメル状にしたりするのは昔から有る物。昔は、和食ではそう言うものって殆ど見たことがなかったので、手軽にあぶれるカセットコンロのガス缶にバーナーを付けた物が登場した影響が大きいんでしょうね。ただ、あれって結構火力が強いので、間近で見ていると危険な感じも。私も同様の商品を持っていますが、着火するときに結構「ぼっ!」という感じで火が出てくるので、毎回緊張しています。
で、そんな「取り回しが大きい」不満を解消する商品が、ライターメーカーが開発した「あぶり師」なる商品。 燃料は100円ライターのガスボンベで、だから全体のサイズも掌に収まる程度に小型。その分出る炎も小さいのだけれど、家庭などで利用するには十分な程度に調整されているとのこと。最初は初めての商品で販売する方も戸惑ったり、消防法の規制などで売り場の制限どもあり苦労したらしいけれど、それらを工夫で何とか解決してヒット商品になっているらしい。
確かに既存のガス缶を使用するバーナーは、その火力の強さも相だけれどサイズ的に取り回しが面倒なんですよね。お店などなら問題無いだろうけど、家庭などでは保管しておくにしても面倒。冬場だと、お鍋用のカセットコンロと一緒に利用するからそんなでも無いでしょうけど、夏場とかは棚の奥に仕舞い込んじゃいますよね。まぁ、最近だとカセットコンロ式の焼肉プレートもあるから、一年中使う場合もあるか。ただ、やはり家庭で使うときにはもう少し火力を調節したいというニーズは大きいでしょうね。
小型化した商品は、それが人気で売れるとどうしてもその反動で「もう少し大きなサイズ」とか「もう少し高火力の物」というリクエストが出てくるのは、多分どんな商品でも同様なんじゃ無いだろうか。似たような商品で、コンロに火を付ける「チャッカマン」は昔から有りますが、私はあれをお墓参りの時に線香を付ける道具にしています。結構サイズが大きいので、もう少し小型の物と探して、例えば100円ライターの周りにフードを付けて、外で風があるときにもお線香に火を付けやすい物とか見つけましたが、結局それに特化すればするほど使用機会も限定されるので、こういう汎用的だけれど、「小型」とか「火力調整」されたことで、色々利用範囲が広がる商品は良いですよね。バーナー式だから、多少風があってもお線香の先端を狙って火を付けやすいだろうし。目的は違いますが、今度スーパー等で探して試してみよう。

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