加齢とともに、若い頃は勿論これまで問題無く出来ていたことが段々難しくなって来るのは、人間仕方が無いこと。物を掴むようなちょっとした動作が不安定になって取り落としたり、水を注ごうとグラスを保持していても手元が震えて溢してしまったりと、大きな事では無いけれど逆にそう言う些細なことが余計に気に触ったりします。そんな「衰え」の一つに「記憶」もあると思います。ちょっとしたことが覚えられない、少し前にやったことを忘れる、そんなことが段々と増え行くのも自分達世代の宿命みたいなもの。
仕事で使用しているVPNソフトの認証用コード生成アプリがあって、これが6桁の数字を生成して、VPN経由で車内システムにアクセスする時には、そのコードを一定時間内に入力する必要がありました。最近では、銀行口座、クレジットカード、各種ECサービス等を利用するときに、安全対策で二段階認証が普通になり、同じように生成アプリからの乱数やメールで送信してきたワンタイムコードの入力が必要になってきました。で、その生成コードを見て覚えて、それを当該サイトの入力欄に打ち込むんですが、これが最初の二桁位で「あれ、後は何だっけ?」みたいな状態になり出したのは、数年位前からかなぁ... 以前は仕事の関係も有り、10桁位の英数混在した文字列を記憶するくらいは普通に出来ていたのが、そのうちに英文字が入ると覚えられなくなり、数字だけでも桁数が減っていて、とうとう少し前は2桁ずつ記憶して入力するような状態でした。あるいは、手元に書きだしてそれを見て入力したり。ソフトによっては、Cut&Past出来る場合はそれを利用したりしますが、例えばパソコン上で操作しているときに、生成ソフトはスマホ側にあったりすると、どうしても二つを見比べながら入力しないといけない。それが段々難しくなってきた最近では「あぁ、おれも歳を取ったなぁ」とガッカリしました。
それが何が切掛か分からないのですが、例えば6桁の認証コードを2桁ずつ3回に分けて記憶していたものが、3桁ずつ2回で済むようになり、さらにとある時から6桁一度に記憶して間違いなく入力出来るようになりました。個人的には、記憶改善するように青魚を積極的に食べてDHAを摂取するように食生活改善したわけでは無く、頭の体操とかするとか特に何かしたわけではないのですが、少なくとも6桁の生成コード記憶は出来るようになりました。それに合わせて、何となくこれまで忘れがちだった短期記憶能力が少し回復してきて、「うっかり忘れ」みたいな事が減ってきたように感じます。後実際に感じる「細やかな若返り効果」としては、例えば食品とか日用品などを買い物に出かけるとき、「今日は、○○と○○と○○を購入して」と予定をしていても、殆どの場合それ以外の物を先に購入すると、肝心な購入品目を忘れてしまい、そのまま帰宅することがよくあったんですが、最近はそう言う事が減ってきた(決してゼロになったとは言わない-笑)ように感じられます。一時期、スマホのメモに購入品リストとか入力していたんですが、その入れたことも忘れていたくらいでしたから、最近はそんなことをしなくてもちゃんと買い物できるようになったのは、やはり少し若返った証拠なのかも。
一寸気になっているのは、少し前の記憶障害って、もしかしたらコロナウイルスの後遺症かも、ということ。以前も喉の調子が悪くなったり声が出なくなったりというコロナ感染の後遺症的な症状が出ていて、知らない間に回復していたりしていました。自分的には感染自覚(発熱)はないので、あるとしたら知らないうちに無症状感染をして、それが自然に回復したということかと思うんですが、何となく時期的には他の状況も含めて考えると、その説明が一番自然というか腑に落ちる気もします。となると、今後も何かの切っ掛けに後遺症がぶり返されるとちょっと困ります。その頃は今よりも年を重ねていて、そうで無くても記憶能力とか運動能力、さらには自然治癒力も衰えているだろうから、今回以上に深刻な影響になりそうな予感もするんですよね。結局は基礎体力というか、日常生活をちゃんとしていくしか無いんだろうけど、その為にも今回の細やかな若返りをよいチャンスにしないと。
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