2025年4月24日

Long-life Vital Monitor

ルネサスエレクトロニクスが発表した、低消費電力の演算用半導体。機能にも寄るけれど、一回の充電で5ヶ月程度の動作が可能というのは凄いと思う。仮に多少機能が増えても、1ヶ月そのまま動作できるくらいの容量があれば、個人的には24時間装着しっぱなしのバイタルモニターを開発して欲しいなぁ。 今のように一日ごとにあるいは長くても数日ごとにデバイスを外して充電しないといけないのは、やはり日々の生活の中で面倒だと思うし、ちょっと旅行に行くにしても充電器など余分に持ち歩かないといけないのは不便。

自分も以前この手のモニターデバイスの装着経験(腕時計型)がありますが、一度はめてしまえばそれなりに慣れて違和感は感じないものの、その頃は毎日充電が必要だったので、大体は就寝時に外して充電をして(その時に同時に充電ターミナルからデータアップロードする)、目が覚めたら再び腕に装着するという動作を習慣化していました。ただ、とはいっても付け忘れすることも何度かあり、データ収集という目的からするとちょっと難ありの印象でした。それが、最短でも一月以上動作できるようになれば、例えば毎月月末とか月初めの1日、あるいは最初の週末に充電操作とデーターアップロードする習慣づけは、そんなに大変じゃ無いだろうし、区切りとしても付けやすい気がします。

何故そこに拘るかというと、やはり睡眠時にぽっくり逝くような場合だとか、発作が発生するような場合には、誰も見ていないときに問題発生となるので、それを監視する機能が欲しいと思ったから。代替案としては、室内にカメラモニターを置いて、就寝時の様子をモニターリングしつつ、異常事態発生時には緊急通報するような仕組みは可能だと思うけれど、それも自室だけだろうし、外出して外泊したようなときには出来ないのはちょっと課題。理想はインプラントで体内に埋め込むことですが、流石にそれはまだ厳しいだろうし。形態が外付けになるかインプラントで内蔵するかは技術次第だと思うけれど、個人的に必要だと思っているバイタルモニターデバイスに関しては、やはり究極的にはインプラント形式にして、装着していることを意識しないデバイスが欲しいなと思います。ただそうなると、飛行機に搭乗するときのセキュリティチェックは大変になりそうだけれど(笑)。

このルネサスの製品、コアは英国のarmを使用しているならば、ソフトウェア的には応用範囲は広がりそうですよね。今のスマートウォッチの内部機能と入れ替えたら、それだけでバッテリー駆動時間が大幅に伸びるわけですから、5ヶ月や1ヶ月が無理でも、一度充電すれば2週間動作しますと言う事になれば、かなり大きな進歩だと思う。記事ではスマートウォッチ用と書かれているけれど、動作可能期間1ヶ月保証のスマートフォン用バージョンもつくって欲しいですよね、ルネサスさんには。

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