2025年4月19日

韓国のお米

国内では、中々お米の価格が下がらず、備蓄米の効果は無かったのか、それでもこれだけの価格が必要なくらい本当はお米の価格はこれまでダンピングされていたのか、どういう状況なんでしょうね。 先日も書いたけれど、備蓄米が払い出されて、その時の入札価格(原価)は分かっているんだから、それが何故4,000円を切らないのか何故メディアは取材しないのだろうか。結局は、生産者から小売店までの色々な魑魅魍魎の複雑な関係を知っているから、火中の栗は拾いたくないというのが理由なんじゃないの?!

そんな中、韓国で販売されているお米の価格が、日本の半額だからと急遽購入して帰国された方のツイートが話題になり、それに釣られて韓国から帰国するときにお米を購入するのがちょっとしたブームなっているような報道も。ただ、免税品を持ち込むような簡単な手続きでは無く、韓国出国時に検疫証明を貰い、日本入国時にも検疫手続きが必要など、多少の手間が発生します。それでも「半額」という価格に引かれて購入するらしいけれど、1kg、2kg程度ならまだしも、安いからと大量に購入したらスーツケースに入れるだけでも大変そう。一寸疑問なのは、海外のお米を購入する話になると、「味が...」とか「品質が...」とか言う話は、毎回必ず登場する話題なんですが、今回はそういう話は報道されていない。韓国もお米の国だと思うので、そんなに日本と違わないお米なんだと想像しますが、日本人の口に合うかどうか、それが分からないのに「安いから」と購入ブームを煽るような報道はちょっと変だと思うけれど。

とはいっても、実はアメリカ出張時代は韓国焼き肉屋さん(Korean BBQ)のお店にはお世話になっていて、毎週金曜日に現地の出張者で通って焼肉パーティーをしていたお店がありました。韓国風の焼肉だけでなく、韓国国内同様どんどん出てくるキムチやナムル類もありがたかったし、日本と違ってアルマイトの蓋付き器に入って蒸されて出てくる「ご飯(白米)」も美味しくて、目の前のテーブルのグリルで焼いた焼肉をご飯にバウンドさせて口に入れると、「あぁ、今週も頑張ったなぁ」と感じる瞬間(笑)。日本国内の焼き肉屋さんと遜色ない内容と味で人気も高く、出張者の歓迎会、帰国時の送別会などいつも利用していたので、お店の方も顔馴染みで、何時の頃からか確か20%位だったかな、割引料金で提供してくれたり、裏メニューなんかも色々出してくれました。当時は、西海岸では日本のお米も栽培されていたけれど、出張先の東海岸までは中々届いておらず、その中でも堅固なコネクションのある中国系や韓国系の人は、物流に関してはプロでしたから、多分西海岸からお米を調達していたんじゃ無いかなぁ。自分でも、鍋でご飯を炊いたりしていたけれど、当時はあの「焼肉パーティー」食べるご飯が一番美味しかった。下手な日本食のレストランよりも美味しかった気がします。

韓国のお米価格が日本の半額というならば、何処かのメディアで是非その生産コストや物流コスト、さらには政府の支援策など取材して報道して欲しいですよね。韓国の場合、人口は日本の半分なので、消費量がそんなに多いとは思えない。地形的に日本よりも平野部に恵まれていて大規模農業が出来ているのだろうか。個人的には、日本の農業も今の個人経営から、まずは会社組織にして大規模に効率的に仕事が出来るようにするべきだと思うし、その後は物理的に畑や田圃を集約して、更に効率化を追求するべきだと思っているんですよね。それでも、物価も上がっている現在そんなに急にお米の価格は下がらないだろうし、下げる必要も無いのでは。だって、経済ってそう言うものだろうから。だから、お米の適正価格は本当はいくらなのか、それを先ずはしっかり報道して欲しいですよね。で、旅行先でのお土産は、もう少し記憶にも記念にもなるものを選びたい。

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